『めだか専門店 ぱれっと』の黒地に白斑が入るメダカ 2
この“オロチ”ד女雛”の交配から得られた黒白体色のメダカに関して、昨日、{『めだか専門店 ぱれっと』の黒地に白斑が入るメダカ}の記事で上見を紹介させて頂いた。
https://piscesbook.com/archives/13446
茨城県神栖市にある『めだか専門店 ぱれっと』の有岡さんが作られた黒白のメダカはこのブログやFacebookをご覧いただいているメダカ愛好家に広く知られることとなったのだが、このメダカの凄さは上見だけでは全てが伝わらないところがあった。
そこで、この個体の横見の写真を撮らせてもらうように有岡さんに頼んでみると、快諾いただき、今日、その横見を撮影させて頂いたのである。
こちらが、
この個体の横見である。ここまで明瞭な黒白のメダカなのである。
特に注目して頂きたいのが、背ビレ、尾ビレ、しりビレの黒白の分かれ方で、ここには透明鱗のメダカの血統が見せる白飛びをはっきりと見せているのである。
こちらが、
このオスの横見である。メスに比べると黒い部分が多いのだが、この個体もヒレも色分けている特徴が出ている。
この個体は、“オロチ”の光体形ד女雛”の黒白メダカに、“煌紅白”ד雲海”のf3を交配した系統の横見である。すでに緋色が移行していることが判る。この個体の兄弟、姉妹から、新たな表現の三色が完成するのは間違いないところであろう。
個人的には、今年は、非透明鱗三色から出てくる白ブチのメスに緋色を持った系統を交配したりしていた。
https://piscesbook.com/archives/10533
https://piscesbook.com/archives/10753
しかし、どう考えても、この有岡さんの作られた黒白メダカをベースにした方が誰もが解りやすい三色メダカができることは容易に想像できるのである。
ヒレ長化も面白いだろうし、ラメ鱗を移行させることも、新たな表現のラメメダカ作出につながることだろう。
今後が大いに楽しみな新たな表現、遺伝子を獲得したメダカなのである。
『めだか専門店ぱれっと』のホームページは以下のアドレスから!
https://medaka-palette.com
ただ、まだこの黒白メダカをリリースするまでには時間を要するので、有岡さんの繁殖の進行を楽しみに待っていたい。