インドネシアから輸入される淡水性のカニ。 原色のカラフルな姿は初紹介時から注目を浴びていた。
甲羅の大きさは2cmほど。親指の爪より小さいくらいの小型種。
名前の由来は怪しく光る眼からか。
輸入当初は情報の不足から熱帯魚の水槽に普通に入れられていたりもしたが、その後陸生傾向が強いことなどがわかり、飼育の仕方もハッキリとしてきた。
コケや湿度の高さに耐える観葉植物を入れ、水場を一部に設けたテラリウムに収容すると、立体的な動きを見せてくれる。
寒さには弱いので、水場に水中ヒーターを入れるか、爬虫類用のパネルヒーターなどで容器を暖めてやる。
餌は冷凍の赤虫や熱帯魚や甲殻類用の人工餌料などなんでもよく食べる。
同じGeosesarma ゲオセサルマ属の仲間も見られる。
レッドバンパイア・クラブ
サーモンピンク
カリマンタンレッド
どれも同じように飼育を楽しめる。
餌の取り合いなどはするが、ひどい争いはしないので狭い容器でなければ複数飼育も可能である。
そして、ゲオセサルマ属は日本のサワガニのように大きな卵をメスがお腹に抱え、子ガニの姿で親から離れていく。
しかも親は卵からフ化した子供を背中に乗せて連れ歩くことが知られる。
ぜひその様子を楽しんでもらいたい。