セントポーリアという魅力的な鉢花 6

https://piscesbook.com/archives/11766

2019年の4月8日にドイツから届いたセントポーリアの葉っぱ、
插し床を作って、葉挿ししたのが4月9日、10日、それから38日目、一枚の葉から小さな芽が出ていた。

これが4月9日に葉挿しした当日の様子である。50品種をオーダーして、50枚の葉が送られてくるか?と思っていたら、それぞれの品種2〜4枚の葉が送られてきてしまい、慌てて、挿し床を3倍増にしたものの、それぞれの葉を密に挿す必要があり、こんなキツキツに葉挿しした(汗)

夜間は蓋をして、昼間は気温に応じて、蓋を1cm空ける日も作ったりして一ヶ月を超えた。

セントポーリアは、この葉挿しで殖やせるところが魅力の室内で楽しめる鉢花で、持っている株の葉をトリミングしたなら、トリミングした葉を葉挿ししておけば、手持ちの品種を継いでいけるところが楽しいのである。

葉挿しした容器の蓋を開けたところ、このように葉挿しした葉の横に水滴が出来るようになれば、葉から根が出て、水分を吸い上げている証拠である。

こうなれば、後は葉柄の元から新しい芽が出てくるのを待つばかりである。

そして昨日、ふと一枚の葉の元を見てみると

「オッ!」

新芽が挿し床から顔を出していた。いの一番に芽吹いてくれたのは、Lollipop Kid ロリポップキッドという品種であった。

AVSAの登録番号 8247の品種で、07/28/1995 (S.Sorano)作の品種である。

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これは Micki Sowell氏の写真で、このような花が咲く品種を葉っぱから手にできる可能性が大きくなった。

4月に葉挿しした葉の品種数は56品種に及び、2枚の葉がダメになったものの、1品種も失っていない。
「でも全部出てきたら、鉢の数がどうなってしまうんだろう?」とも思ってしまう(大汗)

これは一般の園芸店でも入手できる“ラグナ”という名札が付いている品種。入手して一ヶ月作ってみて、花がゴッソリと咲いてくれた。ホームセンターなどでも500円前後で入手できることもある。

これも園芸店で購入することが出来る、サンダーサプライズという品種。花持ちが良く、上品な感じの魅力的な品種である。

これはロココブルーという品種。ガール葉と呼ばれる独特な形状の葉型をしている。セントポーリアは花が咲いていなくても株の形や葉姿も楽しめる。

ハカタドールというキメラ(縞花)の品種である。まだ初開花が始まったばかりの株で、ヤフーオークションで落札したものを育てている。

これは名札なしで園芸店で売られていたロブズ・ブーラルーという品種。購入したのは298円という値段だったので、思わず10品種を購入してしまった(苦笑)

セントポーリアは自分で作ることができる室内鉢花で、園芸店で花が枯れていても、ロゼットの中央の新葉がしっかりしていれば、自分で植え替えて作り直すことも出来る。仕入れてから時間が経って、花が枯れていると園芸店では安売りされていることもある。そういった株を元気にして開花した時の嬉しさもある。

これまでセントポーリアを知らなかった方も、是非、栽培を始めてみてはいかがだろう?

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