第一回 f1 ?グランプリ開催! 1
https://piscesbook.com/archives/10740
これは、今年の1月に『中里氏と進める“ブラックリム・プロジェクト” 1』として紹介した、中里氏の累代繁殖させている幹之メダカのオスとオーロラ黄ラメ幹之のメスとを交配し、中里氏の幹之メダカから体外光がどう遺伝するか?を確かめて頂いた結果である。
https://piscesbook.com/archives/10746
こちらは、そのF2である。このF2で出てきたオーロラ幹之、このY遺伝子上に体外光が強く出る特徴が乗り移った特性をもっと楽しみたいと思っていたのである。
交配された中里さんは、「このオーロラ幹之は続けない」と言われ、全ての魚をくださった。
「F1も、F2も頂き、半年をかけて中里さんがF2まで作られたものをこのまま継続しないのはもったいない!」そこで、このオーロラ幹之を有効利用しようと考えたのである。
F2でもオーロラ幹之の表現ではないものは継続して繁殖させていくことにしたのだが、オーロラ幹之表現の個体は、このままインブリーディングするだけでなく、新たなメダカとの交配で血筋を残していくことにした。
そこで相談させて頂いたのが、広島県福山市にある『栗原養魚場』の栗原さんであった。
「いろいろな交配をやりましょうよ!」という話にのってくださり、「やるなら、もっと他の人も入れて…」という話になった。
そして4月下旬、岡山県美作市にある『静楽庵』に皆が集った日があった。その時に、業販コーナーで紅白体外光を見つけて、あれこれ言いながら、また、この時にも、その紅白体外光を一匹ずつ使って、「どんなメダカにするか?」を競おうという話しにもなったのである。写真はウチの東山が盗撮していたもの(汗)
これは遊びでありながら、勝負!、勝負しながら、新たな表現のメダカの作り合いという楽しく、苦しみながら楽しもうという話しになったのである。
業販コーナーにいたプラ舟には、6匹の紅白体外光がいて、それをあみだくじで選ぼうということになったのである(笑)
私が引き当てた魚はこのメスであった。オスが当たって欲しかったのだが、それはくじ運、何と交配しようか?と選んだオスは、
この女雛×夜桜から出てきた女雛似のオス
同様の交配から出てきた灯のような黄色味を帯びたオス
そして、中里氏のオーロラ幹之の中にいた光体形のオーロラ幹之でそれぞれ採卵しようと決めたのである。
それぞれを100匹まで針仔が採れたらと思っている。
そして、オーロラ幹之のオスを使っての作り合いとしては、
白体色のオーロラ幹之に、『丸玄』のオークションで落札した、黒ラメ黄幹之体外光×黒カブキのF2を使うことにした。「なんで?」と言われれば、メスが卵をよく産んでいたからである(苦笑)
交配的には、そもそも中里さんが、中里さんの幹之のオスにオーロラ黄ラメのメスとの交配を行ったのと似たようなものであるが、まず採卵することを優先した。
こちらもある程度、卵が採れたら、別のメスでも採卵する予定である。
さて、ウチの東山君も、この勝負に巻き込まれた(笑)
そして、彼が選んだ親がこちらである。
中里さんのオーロラ幹之のオスに、女雛×夜桜から出てきたこのメスとで採卵するそうである。
『静楽庵』の紅白体外光には、
紅白体外光がオスだったので、何を交配しても良かったのだが、律儀に中里さんのオーロラ幹之のメスを交配することにしたようである。
さて、どんなメダカになるか?楽しみである。
※その他の参加者の種親は、「第一回 f1 ?グランプリ開催! 2」で紹介させて頂く。