オロチを使った交配系統

 メダカは、周りの環境に合わせて体色を変化させる性質を持っており、白など周囲が明るい色合いの環境では体色が薄れ、逆に黒など暗い環境では体色が濃くなる。この性質は背地反応とも呼ばれており、特に黒系のメダカでは、明るい色合いの容器に入れると黒の度合いがすぐに薄れてしまう。そうした褪色する性質を持たない黒系メダカが奈良県の『飛鳥メダカ』が発表した“オロチ”で、白い容器に入れても漆黒の色合いを見せ続ける姿は大いに注目された。その性質を持つ白黒のメダカが、茨城県の『めだか専門店ぱれっと』が作出した“和墨(わずみ)”で、やはり明るい環境でも褪色しない特徴を持っている。そして、栃木県の『小山メダカセンター』でも褪色しない白黒のメダカが作られている。
 2022年8月、“鬼墨”のハウスネームが付けられた。

 (“オロチ”×三色ラメ)F2×(“きすげ”דひぐらし”)F2の交配で作出されている。“きすげ”は非透明鱗の黄白タイプ、“ひぐらし”は透明鱗三色で、いずれも『小山メダカセンター』のオリジナル系統である。

 “和墨”が“オロチ”の光体形と“女雛”の交配なのに対し、こちらは透明鱗三色の体色が抜ける特性も受け継がれているようである。ヒレにも白黒の色合いが見られ、やはり墨の濃さが目立つ。明るい環境でも墨が薄れないのだが、黒容器の方が白黒のメリハリがより楽しめる。

 少量だがラメが入った個体もおり、これからの進化が楽しみな系統である

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