埼玉県の『北本の太郎』さんが進める“ブラックダイヤ”ד天鵞絨(ビロード)”の交配系統のF3段階

“天鵞絨”は、“黒百式”×全身体内光の交配で太郎さんが作出した系統で、『行田淡水魚』の黒みの強い全身体内光を使い、その黒みをより強める方向で選抜された。そこにラメを乗せることを目標に“ブラックダイヤ”を交配して累代を進められている。

 こちらはF2個体

 体内光を見せる品種にはラメが乗りにくい傾向があるが、F1の段階でラメの移行は確認できたそうで、F2はF1とそっくりな表現で全身体内光の雰囲気を強く見せていた。

 そしてF3の段階では“ブラックダイヤ”の要素が強くなったそうだ。目標としては、よりラメを増やし、“天鵞絨”のような側面光の表現や体の黒みを強めたいとされるが、“ブラックダイヤ”調が強くなりすぎると“天鵞絨”の体内からの黒みが見にくかったりもする。側面光とラメのバランスなど、まだまだ悩ましいところだが、この先の作りを楽しみにしたい。

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