布袋と呼ばれるメダカ

“布袋メダカ”といっても、新たな品種が出てきたわけではない。

丸々として可愛らしいダルマメダカ…
ではない。これは普通体形のメダカである。メダカを飼育していると、不自然なほど大きなお腹をした個体を見ることがある。

魚の病気として、腹部に水が溜まったように膨らむ腹水病や消化不良、水質の悪化などによるエロモナス症からの立鱗病などが大きくお腹が膨らんだ姿になるのだが、それとは別物であることを覚えておきたい。

研究機関により、生殖細胞が異常増殖し、生殖腺(卵巣・精巣)が肥大化して、雄から雌への性転換をおこす突然変異体メダカをhotei(布袋)と命名されている。
メダカはY 染色体を持つ個体がオスになる。しかし、この突然変異体では、Y染色体を持つ変異体メダカの約半数が卵巣を持っていたり、精巣と卵巣とが混じり合った生殖腺を持っていたりした。そして、ヒレの形はメスの表現をしている。この外見がメスに見えることから、卵詰まりなどと見られることも多いが、遺伝子上の障害による突然変異によることがわかっている。
病気などの場合は、水換えをするなど環境を改善することで予防に務めることができるのだが、この“布袋”はそうはいかないものなのである。

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