メダカ画像の加工、オークションでの出品魚

今日の横浜は完全に春の気候。
昨日の朝から屋外のメダカたちも早朝から水面付近を泳いでいるようになった。

いよいよ、今年のメダカ取材が本格化する時期になった。

『メダカ百華第7号』は今年の5月刊行予定で、着々と取材先が決まり、自宅でのメダカ撮影も本格化してきている。

『メダカ百華』は、全国のメダカ愛好家の方々に改良メダカの魅力を伝えることを第一に取材しており、記事内容にも自信をもってきたのだが、昨年末から、『メダカ百華』に掲載したことで、それを利用したヤフーオークションの出品で彩度をあげた写真を使い、「画像は加工していません」と書き込んでいる問題のメダカがいるので、『メダカ百華』の汚点として、今回の記事をアップしておくことにした。

自分は記事ページには自信を持ってきたのだが、この5号に掲載した見開きのページは、『メダカ百華』の既刊の中で、唯一の汚点、しかも大汚点となってしまった。

ここで紹介したメダカは、淡く黄緑色を帯びていたので、白ラメ幹之や白幹之との交配を目的にオークションで入手したものである。

ちょうど、緑光、新緑光を取材していた時で、この薄っすらと黄緑色がかったメダカを撮っておきたいと思ったからで、この作出者に何を交配して作ったか?を電話で尋ねはしたが、その作出者の顔写真や飼育場風景は本人が送ってきたもので、この作出者を取材したつもりはない。ただ、改良品種を作るのは時間がかかることに敬意を表して誌面に掲載したのだが、それが仇となってしまった。

その上見である。

この魚がもちろん、世代は進んだのだろうが、とんでもない着色処理がされて、昨年の10月以降からヤフオクで出品され、昨年の12月の出品では、出品魚と一緒に『メダカ百華第5号』の表紙画像、そして、見開きページを掲載し、
「メダカ百華にご掲載いただき人気がうなぎ登り」、「森先生の目に留まり、落札いただいた」、「現在のところ日本では見かけない大変珍しい種類のメダカだと絶賛していただいた」というような文章を長々と書かれてしまい、12月に本人に電話し、出品の取りやめ、画像の使用の取りやめ、自分は絶賛などしていない、累代繁殖などしていないことを伝え、ただちに出品を停止してもらいました。

その時の出品魚が高額で落札されたのを見て、悲しくなりました。

上の画像の写真の魚を10匹2000円ほどで落札したのは、交配用の素材として、試してみるには手頃な価格だと思ったからで、ヤフオクでの落札は私にとっては趣味でもあるメダカ作りの素材集めをしているだけなところを、「取材を受けた」、「絶賛された」という修飾語を使われるのは本当に我慢できないところでありました。

最近もさらに画像処理、彩度をスマートフォンで上げた、有り得ない色の出品があり、高額であったため、ここで、今一度、成魚の写真を見ていただき、惑わされないようにしていただきたいと思い、この記事をアップいたしました。この出品物の質問欄で、「影までグリーン」という指摘をされておられましたが、その通りです!メダカの体色が反射して器の色を変えるなど有り得ない話です。

これまでディスカス、らんちゅう、各種熱帯魚、そしてメダカと様々な人を誌面に取り上げさせて頂きましたが、長い編集生活でも、この出品者に関わってしまったことを後悔すると同時に、二度とこのような人に利用されないよう、取材させて頂く方の選定もさらに重々、注意しなければならないと思いました。ここまで酷い人は、私の長い取材記事を書いてきた経験の中で、初めて、たった一人であり、最初で最後にしたいと心に決めました。

『メダカ百華』で取材をさせて頂いた方は皆、本当に多くの人に知っていただきたい腕の持ち主の方々ばかりでした。唯一、このメダカで誌面を作ってしまったことは悔やんでも悔やみきれない事実となってしまいました。できることなら、本誌から削除したいところであります。

このブログを見ている方々は、こういった出品物に惑わされないようにしていただきたいと思います。

ヤフオクでは、画像の彩度を上げた写真や親画像を出しての卵、稚魚の販売が後を絶ちませんが、需要と供給、落札する人がいる限り、そういった出品は続いてしまうことでしょうが、じっくりとよく見て、騙されることのないように細心の注意を払って頂きたいと思います。

メダカ画像の加工、オークションでの出品魚” に対して1件のコメントがあります。

  1. 波羅門めだか より:

    初めまして。
    九州の片隅、五島でメダカ飼育し、波羅門めだかブログを綴っています。
    柿森ともうします。
    山口メダカ研究所について、ご相談お願いします。
    ひでるんるんさんから、連絡あったかと思います。
    私のブログで、山口メダカ研究所について、記事を書くにあたり、森さんの掲載画像ならびに見解を掲載させて頂きたいのですが。
    許可を頂ければ、幸いです。

    ヤフオクで横行する詐欺出品、買うがわに警鐘を促すだけでは、根本的解決に至らないと考えます。
    全ての詐欺出品者と戦うことは、不可能ですが。
    山口メダカ研究所は、徹底的に戦うべき存在です。

    お返事お待ち申し上げます。

    1. 株式会社ピーシーズ より:

      初めまして。
      はい、是非、お使いください。まさかあのような出品者になるとは夢にも思っていなかったのですが、
      だからと言って、やはり掲載してしまった責任は私にあります。
      今日も、ひでるんるんさんの協力もあって、画像処理で写真がどのように変化するか?を記事にしました。

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