東天光を作ってみる2
ある程度の数を得たF1
もちろん、数が多い方がその後の卵の数にも関係するのだが、やはり選抜淘汰は必要になる。
容器との兼ね合いもあるが、十分な広さの容器でなければ、メダカの数が多いほど汚れの進みも早く、相応の水換えなど環境維持の頻度も高まる。自分の飼育技術なども考えて、あまり欲張らないような数を把握しておきたい。
採れたF1を次世代の種親にするのだから、しっかりとした個体を親に残す。
周りに比べて明らかに小さな個体は、成長不良と考えられる。弱い個体が餌を取れなかったりもするが、餌やりが不定期だったり、水換えが遅れたりすると、育ち損ねさせてしまうこともある。こうした個体が多く見られる時は、今までの飼育を振り返り、反省すべき点を再確認しておきたい。
頭の形や脊椎骨など、骨に関する異常は遺伝しやすいので、積極的に外すようにする。
体の短い個体。半ダルマのような体形をしている。中途半端なものは淘汰した。
波打つような脊椎骨をした個体。今回の中ではこうした骨の異常はほとんど出なかったが、これは遺伝しやすく、特にヒカリ体形では骨の異常が出やすいので、しっかりと淘汰しておきたい。
小さいうちは目立たなくても、成長と共にはっきりとしてくるので、日々観察していて、見かけたら外すようにして減らしていきたい。
そうして残した子供は、屋外に出して日光に当てることで体色も濃くなっていく。しっかりと餌をやり、青水が濃くなりすぎたら水換えするなど世話をしっかりとして、F2を採るための親に育てていく。