清水金魚の特選市来訪
早朝、暗いうちに出発し浜松へ。
清水金魚で行われる特選市を訪れた。今年最初の特選市ということで、多数の出品があり、大きな盛り上がりを見せていた。
床を埋め尽くすメダカ容器。他所では、メダカが袋に入ったままで陳列されることが多いが、清水金魚では容器に開けられるため、それぞれのメダカをしっかりと確認することができる。
それぞれの容器にメダカが群れ泳ぐ。20〜100匹といった数が入り、こうした容器が300近く並ぶ。品種によっては袋に入ったままのものもある。
ひとつの入り数はやはりこちらの方が多いようだ。こうした袋も何十と並ぶ。総出品数は過去最高だったそうで、メダカ人気が今年も熱くなっていることがわかる。
濃い体色をした紅帝の人気はやはり高い。複数の生産者から出されていたが、どれも濃い色合いで容器が目立っていた。
フルボディの幹之
楊貴妃と人気を二分する有名品種。様々な姿の新品種が紹介されるが、この二種の人気は不動である。新品種を追うのもよいが、しっかりと作られたこの二種は、誰にでも進めたい品種だと思う。
黒い品種は白い容器で陳列。オロチヒカリも綺麗に揃っていた。
生産者からの注目も高かったあけぼの紅白ラメ。
幹之の風雅タイプ。様々な交配で進化も進む。ヒレ長タイプも数多く見られる。
もちろん金魚の出品も多数ある。
メダカを見続けた後に見ると、金魚のカラフルさも新鮮であった。
セリは12時半から開始される。過去最高の出品数であったにもかかわらず、売れ残りはまったく出ず。注目度の高い容器ではセリの声が長く続いていた。それは競り合いが続き、価格も上がっていくということである。
こうして落札されたメダカや金魚は全国の卸業社や小売り店へと旅立ち、早い所ではその日のうちに販売されたりもする。
清水金魚は業者向けのため、一般の人はこの市に参加することはできないが、行きつけのお店にはメダカたちが入荷しているかもしれない。
改めて、今年もメダカの注目度が高いことを感じたものである。来月、4月の第2木曜日には、「春の超特選めだか品評会」が行われる。もちろん、市も行われる。昨年行われた秋の回も訪れ、その盛り上がりを体感したが、今度の回も凄いことになりそうだと思えたものであった。