スネークヘッドの小型種
スネークヘッドというと大型肉食魚のイメージが強いが、スネークヘッドの仲間の中には全長15cmほどにしかならない小型種も知られる。
特にレインボー・スネークヘッドはその名の通り色彩も美しいことから高い人気を誇っている。
初めて紹介された90年代初頭では数も少なく非常に高価であったが、今ではまとまった数で輸入されるようになり、手頃な価格になっている。
スネークヘッドは気が強く、複数にするとケンカをすぐにしてしまうイメージもあるが、このレインボー・スネークヘッドはある程度の水槽の大きさがあれば、複数飼育も可能である。個体の相性もあるが、少々の小競り合いはその動きを見ているのも興味深いものだろう。しっかりと肉食魚の姿も見せてくれる。そうしているうちにペアができれば、水槽内繁殖も夢ではない。
また、ニューレインボー・スネークヘッドも同じように飼育を楽しめる。
赤みの強いレッドレインボーや青のブルーレインボーなどバラエティもある。そしてドワーフ・スネークヘッドは、インドから東南アジア一帯に広く分布しており、産地による体色の違いなども見られる。産卵した卵を口内で保育するマウスブルーダーであることが知られており、国内繁殖例もある。
タイやインドなど各地から輸入されており、コレクション性も高く楽しめる。
大型のスネークヘッドはやはりそれ相応の飼育設備が必要であるが、これらの小型スネークヘッドはまた違ったイメージで飼育を楽しむことができるだろう。