多肉植物の仲間であるカランコエ属の月兎耳

朝陽を浴びて青白いような独特の色合いを見せる。葉の表面は細かな毛で覆われて、手触りも心地よい。
なのだが、生長に連れて伸びていくのだが、頭頂部付近が葉も多くこんもりとなり、頭でっかちなフォルムになりがちである。
多肉植物の仲間は、用土が常に湿っている状態は良くないので、乾燥気味にしておくのだが、水気のない土の鉢は軽い。そのため、重心が上の方にあると、ちょっとした接触で鉢が倒れてしまう。

株が育っているほど、こちらのショックも大きい。あっ!と思った時にはもう遅い。

多肉植物の仲間は葉が取れやすいので、こんな衝撃を与えると、何枚もの葉が落ち、茎も折れてしまった。
普通の植物では、これで終了なのだが、多肉植物はまだまだ諦めなくてもよい。

落ちた葉や枝を回収し、日陰などに置いておくと

1週間ほどすると、折れた切り口から根が出てくる。
そうしたら、用土の上に置き、根づかせるとよい。

葉が取れてすぐだと、切り口が水気を帯びており、そこからカビることもあるので、数日晒しておくことで、切り口を乾かし、その間に根も出てくるのである。

折れた枝も同じように対処できる。

こうして葉一枚からでも増やすことができるのが多肉植物である。
鉢をひっくり返すのも多肉植物にはつきもの。悲観せずに葉挿しで増やすことに繋げてみるとよいだろう

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