房総らんちう会第7回品評大会
東部本部品評大会において、今年で4連覇をしている房総らんちう会。
昨年は台風の影響で強い風雨の中という最悪なコンディションであった。その前も途中の雨など、なかなかすっきりとしない天候にあたっていたのだが、今年は暑過ぎず寒過ぎず、品評会日和であった。ただ、会場は富津港のすぐ横の駐車場。広々としているが、海風を遮るものもなく、風は付き物である。
房総らんちう会は大会時も売り立てを行う。
大渕会長をはじめ、仔引きする作り手の会員が多く、売り立ても見応えがある。
出品者それぞれがひとつの洗面器に入れる魚の数や値付けを考える。
10月も半ば過ぎともなれば、並ぶ魚のサイズは十分なものがある。
さらには、「え?こんなの出しちゃうの?」という魚も見られる。
目ざとい人たちが自然と集まってくる。この辺りにいたのは自分も欲しくなるのが(笑)
飼い主の好みなどもあって放出されるのもあるのだろうが、落としてこのまま出品しても十二分に戦えそうであった。
そんなこんなで売り立ても盛り上がり、気がつけば10時半。巻きで受付が進められる。
昨年から出品時に魚の写真提示が必須となった。
まだ慣れていないのか、出品魚全部を一枚の写真に撮っていたり、横見や裏側の写真まで揃えている方などもいた。そんなのも笑いながらの和気あいあいとしたムードであった。
年々参加者も増えているが、ほとんどが地元会員。外部からの参加者は数えるほどしかいない。それでも当歳は110を数え、手ぶらの人がほとんどいないのが伺えた。
開会が11時を過ぎてしまったが、サクサクと審査は進む。
親魚審査
親魚 東大関 大久保義彰氏
二歳審査
二歳魚 東大関 野嶋隆一氏
当歳審査
当歳魚 東大関 柏野真一氏
どうしても手間と時間がかかる番付作成
魚名の間違いや入力の簡素化のために、会員ごとのコード表が作られていた。今年からの試みなので、まだ慣れない会員も多かったようだが、こうしてデータが蓄積されていくことでスムーズになっていくことだろう。
品評会日和であったが、風は終始強く、札が飛ぶどころか洗面器の水も波立って溢れていた。魚は見づらくなっていたが、それでも魚が並べば話は盛り上がるものであった。
そして撤収時には、もう日が暮れかけ
バリバリと精力的に魚作りに取り組むメンバーたちであるが、この辺りの進行は基本のんびりムード(笑)
表彰式の際には日が暮れているのも、いつものことである。
来年は日らんが東京大会のために東部大会はないが、そこはそれ、日らんでも房総勢の暴走が楽しみである。