多肉植物の花
雨が少ない地域でも生育できるように、葉に水分を貯めるようになった多肉植物の仲間。そのため非常にバラエティに富んだ葉姿を持ち、それが大きな魅力になっている。
基本的に葉姿を鑑賞するのだが、そこは植物、やはり花も咲く。
街路樹などでも見られるこの光景、多肉植物のカランコエである。この仲間は月兎耳など、ほとんど花を見せないものもあるが、花をメインに見せるものもある。
こちらはコノフィツム
葉は緑のダンゴといった感じの地味めな姿だが、花は大きくゴージャスな姿をしている。
こうした大きな目立つ花がある一方、地味な小さな花もある。
ハオルチアの仲間などがそうである。
ラッパ型の小さな花をいくつもつける。
しかも花茎を本体から30センチ近く伸ばすこともあり、葉と一緒に鑑賞というと少し難しい。
しかし、このハオルチアやエケベリアは、この小さな花を使って、品種交配が行われる。異なる種類の花をくっつけて人工受粉させて、種を得るという楽しみ方もある。
こうした取り組みも多肉植物の楽しみ方のひとつである。