イヌタヌキモ
先日、浜松へ行った際に採集したイヌタヌキモが開花した。
鮮やかな黄色で羽を開いたような姿だが、1センチに満たないくらいの可愛らしい花である。
茎から二股に葉が出るのが特徴である。
イヌタヌキモは食虫植物で、葉に捕虫嚢を持ち、そこで微生物を捕らえて養分にする。
ところどころ付いている楕円形が捕虫嚢である。
現地ではハスやアシなど、他の植物に絡まるようにしていたり、取水口近くに流れ着いていたりもする。
泥などの汚れがついて、枯れたような茶色の塊に見えることも多いが、実際は美しい澄んだ緑色をしている。
水槽にいれて見ると、その美しさがよくわかるが、光量や栄養の問題で、室内では小さくなってしまうことも多く、屋外の方が育ちやすい。メダカの鉢に入れてもよいだろう。