琥珀光の幼魚
琥珀メダカは、楊貴妃と並ぶ古くから知られるように存在である。背ビレや尾ビレが赤みを帯び、頭部から背にかけて褐色がかる。派手というより渋めな美しさを見せる。
これは琥珀の光体形の幼魚たち
上から見ると、頭部の色合いや背の光が確認できる。
これらも光体形によく見られる骨曲がりはほとんどいなかった。稚魚の段階で成長不良などにより共食いなどもあったかと思われる。
横から見てみる。
これはメス。体のバランスやヒレ、頭部の色合いもいい具合。全体的にメスは揃っている感じであった。
こちらはオス
先のメスに比べると、やや赤みが薄いが、これくらいなら補助的に色揚げ飼料などを与えると変わる。ヒレや体はいいのだが、頭部のラインが少し下がり気味。目が少し下についている印象の顔つきか。
こちらもオス
顔つきはこちらの方が好み。目の位置や頭のラインの違いがわかる。ただ、背中のヒレ直前の位置のへこみが気になる。ヒレの基部とな関係だが、太らせてもこのへこみはなくならない。
さらにオス
体高あると思ったら、微妙に体が短い。ダルマ体形まではいかず、半ダルマといった感じだろうか。
このようにオスはなかなかバラツキが見られた。
他にも
お約束だろうか、背ビレの一部が分離したサムライタイプもいた。
そしてごくわずかだが
背やしりビレは光体形の特徴だが、尾ビレは普通体形の形をしている。普通体形で尾ビレだけ光体形の特徴を見せる“新体型”の逆パターン。
光体形は尾ビレが背ビレと癒合したことにより菱形の尾ビレを持つ。
それは幼魚の時からわかるが、綺麗に真ん中で癒合した菱形を探すとなると、意外と苦労したりするものである。