楽友らんちう会 第八十二回品評大会
今年も品評大会撮影のスタートは楽友らんちう会から。
会場は堀切氷川神社。閑静な場所であるが、朝9時前から陽射しの強さを感じる。
最高気温のニュースが頻繁に流れる今年、お盆を過ぎ、いったん落ち着きを見せていたものの、この週末はまたとんでもない気温に戻ってしまった。この日は東京で気温36℃とされていた。足下がアスファルトでないのがまだ救いではあるが、自分が寄せていただいた品評大会の中で、間違いなく最も暑い日となった。
昨年は途中から用意された日除けのテントが、今回は準備段階から設置されていた。
これがなければ、魚を入れる前に洗面器の中はお湯になっていただろう。
そうしているうちにも溜め池にはどんどんと魚が集まってくる。
昨年より行われるようになった当歳の大小二部門分け。
受付時に「これは大?いや小か?」「それは大きいよー」といった楽しげなやりとりが行われる。
すでに暑さも最高潮、汗もかきまくりという午前10時、矢ヶ崎会長の挨拶で第82回大会が開会された。
そして来賓の挨拶
らんちう宗家代行 石川正彦氏
東部本部長 矢作雄一氏
東部本部副本部長 望月康邦氏
それぞれの方が開会を祝い、思いでを交えながらの話に会場も笑いに包まれていた。
そして早速審査開始
まずは親魚部門から
親魚 東大関 大久保義彰氏
昨年の弐歳東大関で、これで横綱リーチであった。
親魚が終わるとすぐに弐歳魚の部
弐歳 東大関 稲村俊明氏
ここまででいったん審査場の水を入れ替えていた。いよいよ当歳の審査が始まる。
しかし、この時点で目もくらむような暑さ。冗談でなく命に関わると言える感じであった。
テントも陽の向きに合わせて位置を調整。陽が当たっていなくても単純に気温が高い
ために水温は上がっていく。陽が少しでも当たっていればなおさらである。さらに不運なことはこの日はあまり風も吹かなかったので、テント下にいても汗が噴き出していた。どれほどの汗を洗面器に垂らしてしまったことか・・・塩分だからと許してもらえたか。
そうしているうちに当歳魚の審査も開始
当歳魚 大の部 東大関 矢ヶ崎伸司氏
続いて小の部
当歳魚 小の部 東大関 吉川宗夫氏
やはり花形の当歳魚、洗面器へのひとだかりも一際多く、眺める時間も長い。
暑さを忘れて、といいたいところではあるが、誰もが汗だくになりながらも魚談義に華を咲かせていた。
実際の所、この暑さは尋常ではなかった。洗面器の水温も高く、審査場との温度差のためか、魚たちはいつも以上の活発な動きというか、ちょっと苦しそうか?と思ってしまうような背や口を水面から出すような妙な泳ぎをしていたものだった。
人間の方もどれだけの水分を摂り、いくつの塩飴をなめたことか、飲んだ以上に汗をかいた気もする。シャツやタオルは絞れるほどにびっしょりになっていた。
暑さのせいか、ちょっとバタバタして集合写真が遅れてしまい、何人かの方はすでにお帰りに(汗)
片づけも終わり、お楽しみの表彰式である。
大急ぎで賞品のフルーツが並べられる。
この他にもブーランジェリーマナカのパンやお米など、豪華な賞品郡である。
優等者にはらんちゅうオブジェ
手の平に乗るサイズであるがズシリと重い。良い記念品である。
今年の年間総合優勝者は矢ヶ崎会長
トロフィーの他に両手で抱える程のフルーツを獲得し、会員からの祝福を受けておられた。
そしてこれも昨年から出されるようになった優等魚の額装写真
作業の都合上、昨年のものが配られるので、「オレもらってないよ?」といった声も聞かれたが、翌年へのお楽しみということである。「記念になる」と喜んでもらえるのは嬉しいものであった。
前日の準備日も同様の暑さであり、さすがに不調を訴える人もおられたようだ。
品評大会もこの日からスタート、後は毎週のようにどこかで行われる。昨年は雨に祟られた年であったが、今年は暑さ対策をしっかりしなければと思ったものである。
シャツを着替え、帰路についたが、体の芯から熱がでてくる感じだったので駅前でシェイクを飲んで腹の底から冷やしたものの、結局汗は出続けていた。
行きはカメラバックひとつであったが、帰りには右手にジューシーなフルーツ、左手に煎餅と人気の手作りパンの山と大荷物になっていたのも関係しそうだが、山ほどのお土産をいただき、感謝しきりであった。
楽友らんちう会の皆様、ありがとうございました。
お疲れさまでした。
次回お会いできる日を楽しみにしています。
こちらこそいろいろとありがとうございました。
おそらく9月に二回はお会いするかと思います。また楽しくやりましょう。