田んぼから干潟へ
もう少し水があるかなぁと思っていたのだが
カラッカラ
先日の台風でも思ったほどこの辺りは降らなかったようだ。
キカシグサも半枯れのような姿
コナギもまばらに見られたが、水上植物な姿であった。
用水路にやっと残っていた水溜りにはアメリカザリガニが大集結。
酸欠なのか暑いのか、すぐに横になっていた。
雑木林では虫たちが樹液場に集まっていた。
乾いた田んぼから移動
ここはさすがに水がある。というか河口の干潟
干潮時か、広がった干潟にはカニ達の姿が見えた。
アシ原も広がり、その周りにもカニの姿。
しかし、さすがにカニは警戒心が強い。ある程度離れているのは気ままに動いているが、近場のはこちらの少しの動きを見逃さずに隠れたりする。
比較的大胆なのはアシハラガニ。その名の通りアシ原周りに一番数がいる。
その近くにはクロベンケイガニ
名前の割には即逃げていく。
泥場の方には
チゴガニ
ハサミを上下に踊るような動きはムービー向き。すぐ横の巣穴に隠れるし、この暑い中待つのも辛いものではある。
ヤマトオサガニ
しばらく待って、やっと巣穴から体を出した。
そして最後に出会ったのは
トビハゼ
水中ではなく泥の上を這いずり回る愛嬌者である。
干潟もいろいろな生き物がおり、観察は楽しいものではある。しかし、この暑さの中では要注意。帽子をかぶり、首筋にタオルを巻いていても水分補給をして、適度に日陰に入りたい。
そして、干潟は不用意に踏み込むと泥に足をとられる。膝くらいまで一気に沈み込むと、脱出も相当困難なので、要注意である。