ちょっと野外へ
以前行った湿地状態になった休耕田
当時は水辺植物などに対して注意を払っていなかったが、思い返すといろいろあったような…
なので記憶を頼りにそこへ行ってみた。
この辺りのはずなんだけど…ない?
ここじゃ行きすぎてるなとUターンしては覗き、片側は記憶な感じ。しかし反対側は
道路から下れたはずの場所はすっかり木々に覆われており、その先に広がる湿地だった場所も乾いた草はらになってしまっていた。
6〜7年ぶりだとこんなになってしまうものだった。
ただ、奥にはまだ流れがあるようなので、周囲をうろつき、獣道のような林業用な隙間を見つけて下ってみた。
よい雰囲気。
この日も陽射しが来ればジリジリとオーブンの中にいるような暑さだった。暑いは暑いのだが、やはり下が土で木々の下、さらに水辺とくればある意味快適ではある。
少し水深のあるところにはウグイの姿がある。
そして黒い蠢く姿
手前にチラリと
アカハライモリ
前に上の湿地でモリアオガエルの卵の下にも来ている姿を見かけたが、しっかりとまだ生息してくれていた。
しかし、警戒心はそこそこある。こちらが近づくと、すーっと深い方へ泳ぎ去って行く。
なので水辺にしゃがみじっと待つ。
木々の下とはいえ気温は高いので汗が吹き出し、カやらブヨも飛び交う。
やぁっと岩の隙間から出てくるのがいた。
動かずにいるとそこかしこに確認でき、気ままに動きまくっていた。
微妙な距離は保っていた。
撮っていると波紋が鬱陶しかったが、犯人はコレ
独特な形をしたアメンボの仲間で、結構な数がおり、勝手気ままに動き回るので波紋がそこら中にできていた。
ある意味コレ自体は奇跡のカット(笑)
近くに来たイモリにちょっと失礼して特徴である腹側を見せてもらう。
アカハラというだけあって赤い腹。非常に鮮やかであった。この流れにはスジエビなどがたくさんいたので、それを食べているのもあるかもしれない。
湿地がなくなってしまっていたのは残念だったが、やはり野外でのこうした観察は楽しいものであった。