メダカの卵を収穫

ここ数日は真夏のような陽気になってしまったが、メダカたちは産卵真っ最中である。
健康な親メダカがある程度いれば、毎日のように産卵し、卵が貯まっていく。

産卵床としていれた毛糸についた幹之の卵。これを収穫した。

毛糸についた卵を指で摘んで回収していく。
健康な卵は思った以上に硬く弾力がある。指でしっかりと摘んでも潰れるようなことはなく、むしろそれで潰れるような卵は未受精卵だったり、健康でない状態だと言えるので、潰れるものは淘汰するぐらいでよい。

視力に自信のある方ならよいが、メダカの卵は小さく、かなり目を酷使するし、卵の数が多ければ時間もかかる。丈夫な卵とは言っても、渇いてしまったらいけないので、傍らにメチレンブルーを溶かした容器を用意しておき、そこにとりあえず次々と入れていく。

集めた卵。毛糸のかすがついていたり、潰れなかったものの青く染まった未受精卵も見られる。これらを取り除くためにクリーニングをする。

用意するのはガーゼが手頃。薬局や100円均一店で容易に入手できる。

そこにさきほどの卵を置く。水から出すと毛玉のようだ。

ガーゼで挟んで水の中で揉みほぐすようにしたり、指の腹を使って転がすようにして、余計な毛糸や汚れを落とす。ここでもある程度しっかりと押しつけるようにして行う。
その程度で健康な卵が潰れることはない。何度かやってみて、自分なりの力の込め具合をつかんでおくとよいだろう。

転がしているうちに毛糸が分離し、くっついていた卵もバラバラになっていく。
やっているとわかるが、卵は弾力があり、作業していると跳ねて転がっていくこともある。せっかくの卵をなくしてしまうのもあるが、もし他の種類の容器が近くにあったりすると、卵が混ざってしまうことになるので注意したい。また、続けて他のメダカの卵を扱う場合、ガーゼを取り替えたり、しっかり手を洗って前の卵がついていないかなども注意しておきたい。

今回の卵は、先週末の金曜から月曜にかけて産卵されたもので、週末の暑さもあり、早い卵はもう発眼卵の状態まで成長していた。油球のあるのは月曜に産み出されたばかりのものだろう。クリーニングした卵はプラケースなどに入れてキープするが、このままフ化を待っても数日分のズレで次々とフ化してくるだろう。
もし余力があれば、発眼卵を分けたりと卵の成長具合によって仕分けると、稚魚のサイズのばらけを軽減できるが、かなり目を酷使するのでご覚悟を。

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