メダカの卵、稚仔魚 7 “あけぼの”の仔魚に培養したゾウリムシを与える。
昨日、まとまって孵化してきた“あけぼの”の仔魚たち!予定より多数が孵化してきたので、ここがチャンスと水槽に入れての撮影をすることにした。
孵化してから何の餌も与えなかったのだが、孵化当日は卵嚢に蓄えられた栄養分を摂取できるので、給餌は翌日以降で問題ない。
この個体は他の卵が孵化する孵化酵素の影響で早めにふかしたのだろうが、この腹部の丸みが卵嚢である。
そして、今日、強力わかもとで培養しているゾウリムシをたっぷりと与えた。この粉雪のような白いものがゾウリムシである。
人工飼料より優れている点は、「水を汚さない」ことが第一である。パウダー状の人工飼料の場合、ごくごく少量を与えればいいのだが、食べ残しが底に溜まり、もやもやとオダになっているようでは、仔魚はいきなり状態を崩すこともある。
また、これまで“インフゾリア”と総称されていた当時からゾウリムシは与えたことがあったのだが、強力わかもとで培養したゾウリムシはどうやらメダカの仔魚にとってかなり良い餌のようなのである。
このゾウリムシを三日ほどたっぷりと与えたら、ブラインシュリンプ幼生の給餌に切り替える予定である。
こちらは1.2cmを超えた“女雛”の稚魚たち!やはり、稚魚は体長が大きくなると同時に体の幅が出てくるように育てていきたい。
このサイズの稚魚たちはかなりな大食漢で、ブラインシュリンプ幼生をたっぷりと与えて育てている。
こちら、1cmを超えた楊30のダルマ体形の個体。
去年、かなりダルマ体形の個体が出たので、今年はさらにまとまって採っていこうと思っている系統である。
左から二番目が普通体形の個体である。孵化直後には外見からの区別は出来ないのであるが、1cmを超え、体の幅が出てくるようになると、ダルマ体形の個体は体が伸びず、このような体形となる。
ダルマ体形をまとまって採るためには、水温を28℃〜30℃に保って採卵、卵の管理をしていくことが大切である。
改良メダカは、どんなメダカを繁殖させるにしても楽しさがある。毎日、給餌と水換えを楽しく、苦しくやっている(汗)