メダカの卵、稚仔魚 4 成長してきた稚魚たち

今年の春から初夏はなかなか夜間の気温が安定せず、メダカたちの稚魚の育成は、屋外より室内の方が良好という現象を起こしている。

長雨になると、屋根がなければ、水温が上がらず、さらに冷たい雨水が入ってしまう状態だと、稚魚は順調に餌が取れず、成長に遅れが出てしまう。

こちら、琥珀ラメから派生する明るい体色を持った“シャンパンゴールド・ラメ”の1.5cmほどになった幼魚たちである。ラメも現れ始め、ここからはどんどん人工飼料だけで育てられる状態になった。

こちらも1.5cmサイズになった“女雛”の幼魚たちである。撮影は次回に回すが、今回、白体色の個体が結構出てきており、ハネないで、しっかりと成長させて撮影する予定である。

こちらはようやく1cmサイズになった“あけぼの”の稚魚である。

ラメ光沢を淡く見せる個体もいるが、昨年のメダカをしっかりと選別した種親から採れた稚魚たちなんで、少しは期待していたりする。

腹部がオレンジ色味を帯びているのは、餌として与えているブラインシュリンプ幼生をしっかりと食べているからである。あと一週間ほど室内でたっぷりと餌を与えてから、屋外飼育に切り替えて、太陽光を浴びせる予定である。黒ブチを持った品種はどうしても太陽光に当てる必要があるからだ。

卵から稚魚の育成はエアーレーションを施せばカビた卵以外はほぼ孵化させることに役立つ。そして、パウダー状の人工飼料、培養したゾウリムシ、食べられるようになったら孵化したてのブラインシュリンプの給餌、このメニューに勝るものはなさそうである。

また、稚仔魚期であっても、餌を積極的に食べさせるためには、適度な水換えも不可欠である。

卵を孵化させる時にも、水換えが孵化を促進させることはご存知かと思うが、汚れていない水であれば、稚魚のたちはどんどん餌を食べてくれるのである。

「給餌と汚れていない水質」この両立させる部分を大切にしていきたい。

「餌を食べさせるために水換えする」のである。

2 thoughts on “メダカの卵、稚仔魚 4 成長してきた稚魚たち

  1. 吉岡 仁 より:

    体内が 提灯の灯りのように光っているのですか

    1. 株式会社ピーシーズ より:

      ブラインシュリンプを食べてお腹がオレンジ色になっているのが透けて見えているんだと思いますよ

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