メダカの天敵
屋外でメダカを飼育していると、蚊がきてボウフラが湧いたり、場所によってはミジンコなどがため水容器で発生することもある。これらはメダカにとってよい餌になるので、ある意味歓迎してもいいのではあるが、やっかいな訪問者もいる。
それがヤゴである。
トンボは肉食で、人の血を吸う蚊を食べるなど益虫ではあるのだが、その幼虫であるヤゴも肉食。メダカを食べてしまう。対策としてはこまめに水底をチェックするか、トンボが産卵できないようなフタをするしかない。
こちらは細身のイトトンボ
親トンボが来て産卵するのもあるが、金魚藻などを購入するとそこに卵が付いていたりして、水槽内である日突然見かけたりもする。
ただ、こちらはややか弱いのか、親メダカにはつつかれたりもしていた。
強力なのはこちらのヤゴ
顔のアップを見るとわかるが、マスクのようながっちりとした大顎を持っており、自分より大きな獲物にも襲いかかる。メダカであれば稚魚から親まで守備範囲である。
地域によって種類の違いがあるが、うちの方ではオオシオカラトンボが一番よく見かける。有名なアカトンボのアカネ系はやや頭でっかちなヤゴである。
この類のヤゴがいると、20リットルほどの容器でもメダカが簡単に食べ尽くされる。青水になっていたりするとよりわかりにくく、メダカが生まれていたはず?と思って網を入れてもまったくいない。入ったのはヤゴ1匹などどいうこともある。
メダカを食べてしまう存在ではあるが、彼らも生きるために必要なこと、親になれば役にたってもくれる。見つけたらそっと別の場所に移してやることにしている。