琥珀メダカ
広島めだかの館が作出した改良メダカの基本種である琥珀
野生のメダカに対するヒメダカという普通体色と黄変の関係同様に、琥珀に対する楊貴妃という存在になる。
尾の縁取りエラ下から腹部に入るラインは楊貴妃同様だが、体色は楊貴妃ほど派手ではない。
発情すると腹ビレが黒く染まるのがよいポイントになる。
2004年に発表された品種だが、最近ではしっかりとした個体を探しづらい存在になりつつある。
今回の個体は横浜のらんちゅう師である芳賀氏が累代しているもので、地元のメダカイベントでも実績がある。
一昨年はヒカリ体形が多かったそうだが、昨年は普通体形をしっかりと採られていた。
オス同士はなかなか激しい争いをみせてくれていた。
楊貴妃ほどの派手さはないが、独特な魅力の体色をしており、後の透明鱗三色など多くの品種にも関わる存在である。
こうした基本品種も、しっかりと維持しておきたいものである。