ダルマメダカ
縮んだ体形をしたダルマメダカは、そのコロコロとした見た目から可愛らしい印象を受け、人気の高い品種である。
ラメ幹之ダルマ
水槽鑑賞にも向く。ひょこひょこと泳ぐ姿もかわいい。
幹之ダルマを上から
丸っこい姿の愛嬌もの
極端な姿から好みは分かれるところでもあるが、展示会などで人気投票をすると必ずと言っていいほど上位争いに加わっている。
普通体形の個体に比べると脊椎骨が短いためにこの体形になっているが、これは突発的な異常ではなく、遺伝子によって決定されている。「融合」を意味するFusedからfu遺伝子と呼ばれ、これによって脊椎骨が短くなっている。そのためこの体形は遺伝するものである。
楊貴妃ダルマ
体の縮み具合も様々である。
また、高水温でその特徴が現れやすく、30℃以上になる夏場などに殖やしていると、だるま個体が多く採れることもある。
ダルマはメダカの体色に関係なく出現する。
楊貴妃に幹之、青や白、最近人気の三色なども見られる。
ダルマメダカはやや産卵の下手な傾向があるのだが、ペアだけにして隔離するなどして、しっかりと採卵することでいろいろなダルマメダカを作出することができる。