アエオニウム
アフリカやカナリア諸島が原産地になるアエオニウムの仲間。他の多肉植物に比べると葉の厚みはそれほどではない。先の尖ったヘラ状の葉は、生長に伴い細長く伸びていく。
よく見られるのは黒法師で、その名の通り紫がかった黒い葉を持つ。
強健種で、鉢植えが玄関先に置かれているのもよく見られる。
比較的しっかりとした幹を持ち、幹の先端に葉がつく。
気温の安定する晩秋や春が生育期で、真夏や真冬といった極端な状況を苦手とする。気温が下がる時期に生育することから、冬型の多肉植物と言われるが、耐寒性はさほど高くないので注意したい。
周りの長い葉を落とし、中心部だけになってしまうこともある。
真夏は遮光したり、冬には朝晩は屋外でなく玄関でもよいので室内に置いてやりたい。
若い株では葉の黒みが薄れることもあるが、しっかりと陽にあてるようにしたい。
紫がかった色合い。これはこれで良い感じではある。
他にもサンバースト
斑入りの品種で、グラデーション状の葉色が美しい。
小人の祭り
他のアエオニウムとは異なり、丸みのある細長い葉を持つ。葉の表面はやや粘着質で、汚れがつきやすい。
基本的に丈夫なグループだが、真夏や真冬の管理は気をつけたい。乾燥には非常に強いので、用土が完全に乾いてから水を与える程度でよい。むしろ水のやりすぎは根腐れの元になるので、あげすぎは禁物である。
生育期にしっかりと陽にあてることで、黒い葉色はより濃くなる。