らんちゅう二歳魚
春の二歳会、そして秋の大会への参加へ向けて二歳魚に今年は取り組んだ。
昨年秋、イチからやり直しということで何人もの方に魚の見方などのアドバイスをいただいた。今更ながらというところでもあったが、こうまで結果が出ていないのではどうにもならない。
お聞きした話を活かして(活かしたつもりで)冬の売り立て会などで6匹の魚を導入したのだった。
だからといって、すべてがうまくいくなどという甘い世界ではない。
半分の3匹は途中で死亡。
残りのうちで結果を残せたのは1匹のみであった。
2016年12月 11.5㎝
2017年10月 14㎝
薄くなったなぁ
2016年12月 11.5㎝
2017年10月 16.5㎝
体はまだしも尾が作れず…
2016年12月 11.5㎝
2017年10月 16㎝
1年楽しませてくれたいい子
こうして並べて見ると、当然ながら変化している。飼育して毎日見ていると、成長していても気づきにくかったりもするが、それぞれに定規を当ててみると、成長を実感できるものである。目標を定め、魚ごとに餌のメニューを変えたり、1ミリの長さ、幅にやきもきしたり、特に今年の秋は長雨や気温の急低下、毎週のような台風と不安定な天候に悩まされたりもした。
ただ、天候に関してはらんちゅうを飼育している方には平等である。自分でやってみて、愛好家の方々の苦労もわかったというものである。
それでも、各地の品評会に出かけたりすると「あの魚は元気?」「今日は連れてきてないの?」という具合に周りの仲間と魚の話題で盛り上がれるのは楽しいものである。もちろんそこに結果がついてくれば最高なのではあるが…
そうは問屋が卸さないものである。
結果としては四つの品評会に参加し、三つまでは結果を残すことができた。願わくば最後の全国大会で結果を残し、華々しいフィナーレといきたかったのだが、やはりここは別次元の戦いであった。
そんな悲喜こもごもの1年を近日発売の金魚伝承33号で紹介します。もうしばしお待ちください。