楊貴妃

紹介されて以来、高い人気を保ち続けている改良メダカの基本品種である。元々はヒメダカの中でも色濃い個体を選んで選抜交配を繰り返して作り出された。初期の頃は強赤色メダカ、朱赤メダカなどとも呼ばれていたが、2004年に広島のめだかの館が“楊貴妃”として紹介した。

名前に赤が入るが、実際の色合いは金魚のような赤色ではなく、濃い黄色からオレンジの色合いになるが、その姿はヒメダカとは比べものにならないくらい濃い。
選抜交配により黄色素胞が増えて全身に広がり、さらに虹色素胞が重なることでより濃い体色を獲得したものである。口先から顎下、腹部にかけてや尾ビレ上下の縁が濃く色づくのも特徴である。

作出者や交配過程の違いにより、楊貴妃の中にも複数のタイプが存在する。タイプ名がついているのなら、他のタイプと混ぜることなく純系を維持したいものである。

久保楊貴妃と呼ばれるタイプ

比較的よく聞く名で、ヒカリ体形も知られる。

楊30

赤みが強いとされ、ヒカリやだるま体形はあまり出ない。
他にも浜楊31や楊5、楊20、22、24などとめだかの館によりリリースされている。

紅帝

特に強い発色で知られる。めだかの館の血統とは別過程で作出された。
楊貴妃も他のメダカ同様に屋外で陽の光が当たることでより濃い体色を見せ、室内などでは色合いが薄れてしまうが、紅帝は室内で飼っていても色揚がりをするので、他のタイプより水槽飼育にも向くものである。

ただ楊貴妃として売られていたもの

これも養殖場ごとに色合いが違っていたりすることもある。

どのタイプも年齢や飼育環境によって体色に違いが見られることもある。より色合いの強い個体を使って累代繁殖をしたい。

これも楊貴妃

室内で飼育していたもので、尾ビレや腹に楊貴妃の特徴は見えるが、体色はヒメダカのようになってしまった。
色揚げ餌料も効果があるし、定期的に屋外に出したりすることも有効である。

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