七月に入り、気温も日々上昇。
梅雨ということもあり、湿度の高い蒸れたような日も多い。
当然、水温も上がり卵の発生も進む。
産卵当日
ガーゼの上で転がしてクリーニングした卵
22〜23度程度ならフ化までは二週間程度だが、水温が高ければ10日ほどでフ化することも。
成長した卵
発眼卵の状態。大きな目が目立ち、卵の中でクルクルっと動くようになる。
間もなくフ化である。
こうした順調に発生が進む卵がある一方、ダメになってしまう卵もある。
水温が高いことで水の痛みも進んでしまう。
そうした状況では、発生途中で卵が死んでしまうこともある。
水性菌に冒された卵。
水カビの胞子に覆われている。
このカビはまわりの元気な卵にも悪影響なので、速やかにダメな卵は取り除く。
水カビの予防にはメチレンブルーなどの魚病薬を薄っすら色づく程度入れておくと良い。
薬効成分により死卵に水カビがつかないので、周りの卵を扶けることができる。
そしてフ化
フ化直後の仔魚は腹に卵黄を持っているので、数日後から餌を与えるようにする。
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