愛知県『小野めだか』の小野久仁雄氏の飼育場で最新の“小町”を見せていただいた。

 “小町”は非透明鱗紅白になり、青森県の對馬義人氏の作られた透明鱗紅白“凛音”に、小野さんが“煌”の紅白や黒幹之からの派生個体などを交配し、選別淘汰を繰り返すことで紅白体色のメダカに作り上げられた。

 明瞭な紅白に染め分けられた体色が特徴である。それまで紅白メダカは人気の高い品種であったが、流通量としてはそれほど多くなかったが、“小町”の登場により、市場に十分な数が流通するようになった。

 “小町”の進化は続いていた。3年前のリリース直前に見せていただいた時点でもラメや体外光を持つ個体がわずかに見られたが、“小町ラメ”と言える姿に仕上げられ、量産体制に入っていた。

 これは一点物と言える姿であるが、見事な体外光と紅白のバランスを見せる個体が種親槽に泳いでいた。“小町体外光”が群れ泳いでいる光景も近いかもしれない。

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