『海月めだか』訪問
茨城県取手市の『海月めだか』にお邪魔した。この日は4周年祭りのイベントであった。イベントには主催の『海月めだか』の敷地に、親しいメダカ専門店、栃木県の『MEDAKARIUM』、『MeDaKa LIFE』、千葉県の『家めだか』の他、親しいメダカ愛好家達がそれぞれのメダカやグッズ類などを持ち寄り、生体から飼育用品、タモや容器の販売、そしてメダカすくいといった具合に、メダカ祭りといった様相であった。
開始は午前11時の予定であったのだが、10時前には何人ものお客さんが集まっており、整理券の配布も始まったのだが、結局開始時間を前倒しして始まったのであった。ゴールデンウイーク中ということもあるが、多くの愛好家が訪れ、中には家族連れや女性だけのグループなども見られ、メダカの幅広い人気がよくわかるものであった。
メダカは密封できるプラ容器に入っており、蓋を閉めれば、横にして見られることで、上見だけでなく魚をチェックすることができた。それにしても皆さん、購入する気満々である。あっという間に展示場は人で埋まり、いくつもの容器を抱えながら、さらに次のメダカを探す人がほとんどであった。
並ぶメダカはバラエティに富み、それを見ているだけでも楽しい。ここでもラメ系の人気は高く、次々と容器が持ち上げられていた。
夜桜ブルータイプ
宮桜リアルロングフィン
“カブキ”から得られた変わり種を累代されたという“輝柳”
『家めだか』の作出繁殖個体で、ちょっと変わった色彩が目を引いた。
それぞれのお店の方も近くにおり、購入するお客さんの質問に答えたりと、イベントならではの交流が盛んに行われていた。愛好家さんたちの持ち寄ったメダカもそれぞれの好みが反映されており、こだわりのメダカについての話も盛り上がる。参加した皆さんそれぞれがこの場を楽しんでいるのが強く伝わってきていた。
ご自宅の周りに複数の飼育小屋を持つ『海月めだか』であるが、さらに自宅前の畑だった場所をメダカ用として整備されていた。
4トンプールを複数設置されており、大水量での育成を始められていた。
『めだかのビーンズ』作出の“アマテラス”や“ヤマタノオロチ”のリアルロングフィンなど、魅力的な種親も泳いでいた。コレクター気質をお持ちの店主海老原さんは、お客さんに新たなメダカを紹介すると共に、ご自身の楽しみとしてもメダカを集めており、「無限とも言えるバラエティを持つ」メダカをお客さんと楽しみたいとされていた。
メダカの魅力は、「外でも飼え、手軽に殖やせ、広くなくても楽しめる」とされ、まだまだ続くであろうメダカの世界を仲間と共に楽しみながら多くの人に広めていきたいとされていた。