”女雛“系の紅白メダカ
紅白という表現は、おめでたい色合いとして横断幕など、様々な所で活用され、錦鯉や金魚、もちろんメダカでも人気の表現である。
こちらは三色ラメ幹之の作り手である植木伸也氏の作る“女雛系紅白”である。“女雛”から得られた紅白表現を選抜累代することで表現を固めてこられ、F8まで累代されている。
愛媛県の垂水政治氏の作出された“女雛”、“夜桜”、“煌”は、“黄桜”(黄幹之)とオーロラ幹之との交配により作られた品種で、元になっている“黄桜”の影響で、それぞれから紅白表現の個体が得られることがある。
“女雛”の雰囲気はもうほとんど感じることはない姿に仕上がっており、非透明鱗性の紅白表現になるため、白体色がはっきりしていて、紅色が映える姿をしている。
“夜桜”や“煌”が見せるラメ鱗をチラチラと見せる個体も見られた。紅白表現を追求したり、ラメを伸ばしたりと、楽しみ甲斐がありそうだ。これらの系統をやっていて、白体色の個体が得られたなら、自分でも追求するのも楽しそうである。