ミューテーションカラーのウーパールーパー
1月14日(木)、静岡県浜松市にある『(株)清水金魚』にて、2021年の初競りが行われた。
金魚、メダカの市場で、今年初ということで良い魚が多数見られた。
この日に(株)清水金魚に出向いたのは、メダカや金魚を見る目的もあったが、今回の一番の目的は、以前、ここで見ていた変わった色合いのウーパールーパーであった。
ウーパールーパーの趣味の世界では、“ミューテーションカラー”と呼ばれる色彩変異個体たちである。
この色彩変異個体は、以前にも幼体(ウーパールーパーの場合、大きくても幼形なのだが…)は撮影したこともあったし、繁殖個体の中から二匹見つけた経験はあるのだが、(株)清水金魚で種親としてストックされている個体は、どの個体も本当に見入ってしまう個体ばかりであった。
このミューテーションカラーの個体を大切に維持されていたのが、(株)清水金魚の伊藤直人さんである。
ウーパールーパーを繁殖させている時には伊藤さんは休日も出勤され、ウーパールーパーの幼生への餌やりなどをされてこられたのである。
思わずウーパールーパーについての伊藤さんの経験談を聞かせてもらっていると、どんどん引き込まれるのである。
ここからは伊藤さんの撮影されたミューテーションカラーの個体たちをご覧いただこう。
写真を見せてもらっただけでワクワクしてきてしまった。
しかし、このミューテーションカラー、ミューテーション同士を交配しても発現率は非常に低いということ、ちょっと心が折れるが、だからこそ、やり甲斐がある。
この本の作り直しのためだが、稀少なミューテーションカラーを山ほど紹介する訳にもいかないのだが…
できるだけ面白い作りにしていきたいと思っている。