岡山県在住、坂出和彦氏の作る三色ラメ幹之
『メダカ百華』で、これまで何度も取材させて頂いている岡山県岡山市在住の坂出和彦さん、
今月出版した『メダカ百華第10号』でも『メダカ百華第9号』で掲載させて頂いた種親を使われて採られた良魚を掲載させて頂いている。
しかし、誌面は限られていて、撮影させて頂いた全ての個体を掲載できる訳ではなく、もったいないので、ここに、撮影させて頂いた全個体を掲載しておくことにした。坂出さんの作る三色ラメ幹之の素晴らしさをご覧いただこう!
丹頂の朱赤色は十分に濃く、黒斑もバランス良く配色された個体
丹頂タイプの三色ラメ
背に楕円状に朱赤色を見せる個体。こういった個体も存在感がある。
坂出さんの三色ラメの「黒勝ち」個体。黒斑ははっきりとしていながら、ラメ光沢も十分に見せている。
この頭部周辺の朱赤色の濃さが非常に目立つ個体である。
丹頂で墨が強い坂出さんの三色ラメらしい個体
この頭部の朱赤色も非常に濃い。
ラメがしっかりと見られる個体。
白地が綺麗な個体である。三色ラメではこの白地がしっかりとしていると見映えがよくなる。
こちらは白勝ちとでも言えそうな個体。
三色ラメらしい個体である。
品のある雰囲気を醸し出す個体。
がっしりとした体格が目立つ個体である。
坂出さんらしい、黒勝ち個体。ラメの輝きがこの個体を更によく見せている。
三色柄がバランス良く現れた個体。背ビレ周辺の赤さがアクセントになっている。
この朱赤色の発色は面白い。背ビレ周辺の赤さが際立っている。
若めの個体だが、三色ラメの良さを見せてくれる。
こちらも若めの個体。白地が良いので、全体を明るい雰囲気に見せている。
迫力のある黒勝ち個体。
ラメが美しい黒勝ち個体。
白勝ちの個体。坂出さんの三色ラメとしては雰囲気の異なる感じがする。
典型的な三色ラメ。良い個体である。
若い黒勝ち個体。
若いやや黒勝ちの個体。このまま成長すれば、より美しくなりそうである。
『メダカ百華第10号』の裏表紙には、坂出さんが二回だけ選別した若魚の群泳を掲載したのだが、この魚たちを越冬させた後で、種親候補を選ばれるそうで、その中からも良い個体が何個体も選び出されそうである。
坂出さんの三色ラメを初めて撮影させて頂いたのが、『メダカ百華第5号』でのこと、その後、『メダカ百華第7号』、『メダカ百華第9号』、そして『メダカ百華第10号』と掲載させて頂いているが、それを見返してみて、坂出さんのご苦労と変化がとても参考になったのである。それと同時に、今年の坂出さんの三色ラメは、ある意味、完成形に近づいたのではないか!?とも感じられた。
2021年の坂出さんの三色ラメがまた楽しみになった。