『Guppy Base-Book』という本、そして続編へ…

『Guppy Base-Book グッピーベースブック』という本の第一号を出版したのは1997年のこと、今から23年前のことである。そして、Vol.2が発刊されたのが2002年、そこから見ても18年を経てしまった。

この本の出版当時、著者であった、故筒井良樹氏が次々と海外から輸入されてくるグッピーから新たな遺伝子を見出され、多くの人気品種を世に送り出してもいた。

ギャラクシー、ミカリフブロンド、モスコーブルー、リアルレッドアイアルビノ、アメリカンピンクホワイト、現在の“ダンボ”の前身であるスーパーウイング、エロンゲイデッド遺伝子、ラズリー、ハーフタキシード、サドルなど、実に多くのグッピーを世に紹介し続けていたのが、筒井良樹氏であった。

当時、当社では『Aqua Wave』という観賞魚雑誌を刊行しており、『Guppy Base-Book』Vol.2の著者の一人であった佐藤昭広氏が中心となって、グッピーの記事も連載していた。

グッピーのコンテストブリーダーも全国各地でグッピーの飼育を楽しんでおり、グッピーコンテストも盛んであった。

その頃は、全国で行われていたコンテストを総合的に楽しもうと、日本を代表するコンテストブリーダーの神奈川県の鈴野集司氏、愛知県の水野雅文氏、静岡県の故岩川政海氏を中心に、「多くの愛好家に参加してもらいたい」を第一の目的とした、『グッピーコンテスト・トーナメントトレイル』という企画が1999年よりスタートしたのである。「トーナメントトレイル」の呼称は、当時のJBTA、現在のJBがバストーナメントで使っていた言葉で、その言葉を提案したのが私だったりする。

1999年スタート時は、全国11のショップ、愛好会が参加し、当時の参加人数は150人ほどであった。

これは、2000年、2年目の『グッピーコンテスト・トーナメントトレイル』のコンテスト結果を『Aqua Wave』に掲載したものである。
毎月のように開催されるコンテスト会場は、いつも賑やかで、グッピー談義に花を咲かせていた。

そのトーナメントトレイルも熱帯魚人気の低迷に比例するようにグッピー人気も衰退していき、2018年に終了したそうである。
こういった全国規模の展開には、最低でも100人の参加がないと上手くいかない。少人数では規約等も不要になってしまいがちで、人数が少なくなってしまった時には、終了も止むなし、次にやることは新人の確保である。

このタイで繁殖されている“タイガー・キングコブラ”という名称のグッピーの写真を見た時に、思わず「欲しい!」と思った。呼称のタイガーについては、日本ではタイガー遺伝子を持つグッピーが知られているので紛らわしいのだが、名称は後で考えることにしよう。

そのグッピーを、大分県在住のMasa Bettaさんが持ち帰ってくれるということになった。

今月に入手できた“タイガー・キングコブラ”である。

このグッピーをきっかけに、鈴野集司氏に電話をする機会を得た。先の『グッピーコンテスト・トーナメントトレイル』の結集の際、一年前の1998年には、鈴野氏には大変なご尽力をいただいていた。

そして、また「グッピーを通じて、また面白いことやりたいね!」という話しになった。ちょうど、先週土曜日に『湘南グッピークラブ』の新年会があるということで、そこに顔を出すことになった。

久しぶりにグッピーや卵胎生メダカの愛好家と過ごす時間は楽しかったし、鈴野氏が変わらず、グッピーに対する情熱を持たれていたことを知り、それも嬉しいことだった。

こういったたった一品種のタイ産のグッピーから新たな展開のきっかけになることは別に不思議なことではないのである。

その新年会で鈴野氏から1ペアのグッピーを頂いた。

それがこのモザイクグッピーである。

久しぶりのグッピー撮影は、まだまだ尾ビレの開き具合など満足できるものではなかったが、元々、グッピーを始めとする卵胎生メダカが好きだった自分にとって、これだけで十分に刺激的であった。

そして、今年の秋に向けて、『Guppy Base-Book グッピーベースブック』のVol.3を作ることを決めた。

Vol.1の著者である故筒井良樹氏が亡くなって15年目であることも今年になって思い出した。

「筒井ならどうこのグッピーを見るだろう?」そんなことを考えながら、当時とは異なり、デジタル時代になった今日、タイや台湾、インドネシアなど海外のグッピーブリーダーの協力も得て、Vol.1、Vol.2の名声に負けない本を作っていこうと思っている。

グッピー飼育のOBも多く、また将来、『グッピーコンテスト・トーナメントトレイル』のような、グッピーを通じて楽しいことが出来る日を皆さんと共に再構築していければ!?と思っている。

『Guppy Base-Book』という本、そして続編へ…” に対して1件のコメントがあります。

  1. なか より:

    またまたグッピーの古文書?のGoogle検索にてヒットしました。
    もう、かれこれ長い事グッピーから離れていましたが、とても楽しみです。
    これ出版されたら絶対買いです

    1. 株式会社ピーシーズ より:

      頑張って作りたいと思っています!

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