全身体内光 光り方三態
体内にグアニン層の輝きを持つ全身体内光メダカ
しっかりと選抜されていれば、頭の後ろから尾の付け根まで、まさに全身が光り輝くような姿に仕上げられる。
ただし、この表現も全身体内光の表現のひとつで、部分的に光っていたり、体外光も持つもの、体色の変化なども最近では見られるようになってきている。殖やしている内にでてきた表現で、自分好みの姿に持っていくこともメダカ飼育の楽しみ方である。
3パターンの全身体内光
全身が光るもの、部分的に光るもの、体表面に黒色素の多いものなどがよく見られる。
黒の色素を体表に持つタイプは、埼玉『行田淡水魚』の“北斗”の血統が由来と考えられる。この黒い色素に注目して、特徴を伸ばしていき“黒百式”や“巫”などの体の黒みが強いタイプも作出されている。
腹膜部分が光るタイプ。粒状に光るように見えることも多く、ちょっとぞわっとする雰囲気も感じられるが、そこも魅力のひとつと言えるかもしれない。
腹膜から尾柄部まで厚く光るタイプ。ギラギラとした雰囲気を見せ、最も豪華に見える表現である。
殖やすことで、いろいろなタイプを見ることができる。いろいろな表現の群泳もよいが、お気に入りの選抜群泳を作ってみることを目標に頑張ってみたい。