のぶりんさん運転の車で、1年振りの『岡崎葵メダカ』さんへ!その一
『メダカ百華第7号』で取材させて頂いたのが初めてだった、神奈川県在住ののぶりんさんから、1月31日にLINEが来た!
「おはようございます!明日、岡崎葵メダカさんに遊びに行ってきます☺️ 今年のメダカ旅スタートです☺️」という内容だった。
会社の月末処理が終わってホッとしていた時のLINE、
「その後、夢中?」と尋ねると、
「夢中には行かないです(;_;) あまぞんめだかさんが毎回Liveに名前を出しているだけですww」とLINE、
「お一人様?」と尋ねると、「はい☺️」という返事!
「葵メダカさんに行こうかなぁ?」という気持ちがムクムクと心の中で湧いてきた。
「のぶりんさん、何を見るの?」と尋ねると、「加温設備とか見たいです。あと王妃と紅三色カブキ!」と言われる。
現在、こちらの『メダカ品種図鑑』の作り直し作業をしており、葵メダカさんにいる“鱗光”、“ブロンズ”、“王妃”などハウスネームが付けられた新しいメダカの撮影をさせて頂こうと思い、「ちょっと考えさせて!行けそうなら一緒します!」とのぶりんさんに返信、10秒考えて(笑)、「明日、行きます!」と返信、
今年も『メダカ百華』の取材が2020年2月1日に開始することになったのである。
実は…
今日、気づいたのだが、昨年も2019年2月2日から3日の二日間、『メダカ百華第7号』の取材を、『岡崎葵メダカ』さんと共にスタートさせて頂いていたのだった。昨年は、“小町”の小野さん、“乙羽”の中山さん、そして、『岡崎葵メダカ』さんのメダカ撮影で一泊二日の旅をしていたのである。
先にブログをアップした、当社の東山君も同行することになり、朝7時に、のぶりん邸から近い、JR二宮駅で待ち合わせして、同乗させて頂いた。
風は強い午前中だったが、快晴の中、メダカ話しをしながらの往路は楽しいものだった。
『岡崎葵メダカ』さんに到着すると、天野さんにご挨拶させて頂き、すぐに撮影に取り掛からせて頂いた。
同行の東山君が横見を含めて“鱗光”、“ブロンズ”、“王妃”、“グリーン”など、メダカ交流会in愛媛会長である垂水政治氏作出、『岡崎葵メダカ』さんリリースの系統を撮影を担当、
私は、天野ブリードのメダカを撮影させて頂いた。
こちらは、“華鈴(かりん)”のハウスネームを持つ、栗原養魚場の栗原さんが“華蓮”×三色幹之の交配で進められたメダカである。
こちらも“華鈴”である。
そして、こちらも“華鈴”である。
天野さんは、「同じ“華鈴”でも繁殖させて出てくる別タイプを系統立てして作っていくのが楽しい」と言われるのである。
こちらは、“煌”紅白から出てきたものを系統立てて採っておられる系統。素晴らしく濃い朱赤色を持ったメダカである。
“煌”は、垂水さん作のメダカであるが、この“煌”を最初にリリースされた方が天野さんで、垂水さんから直接のメダカを入手されている天野さんならではで、“煌”から分離してくるタイプにも説得力があるのである。
こちらは昨年6月、天野氏作として、発表された“霞(かすみ)”である。
こちらは“青翡翠カブキ”である。頭部に出るラメ光沢に注目されて今後も“青翡翠カブキ”に磨きをかけられていかれるだろう。
そして、
今回のメインとなったのが、天野氏が進めるカブキシリーズの最新作、“紅三色カブキ”である。
『メダカ百華第7号』で2019年春バージョンの“紅三色カブキ”を掲載させて頂いたが、『メダカ百華第9号』で、この2020年版の“紅三色カブキ”を掲載させていただく予定である。
こちらは先の“紅三色カブキ”より小さめの個体だが、“紅三色カブキ”の今後を示唆しているような魅力的な表現を見せていた。
そして、この非透明鱗三色の一系統であるが、この非透明鱗三色の持つポテンシャルについては、またいずれ!
2020年最初のメダカ取材となったが、『岡崎葵メダカ』の天野氏のこれまでの数々のメダカ旅で培われた観察眼と新たな表現を模索される感性に敬服させて頂けた1日となった。
『メダカ百華第9号』、春の一冊は気合いを入れて作らせて頂く予定である。
改良メダカの魅力は、いよいよ本番に入ったようである。