多肉植物 熊童子
学名 Cotyledon ladismithiensis
お気に入りのモフモフ多肉その2
本種も葉の表面が細かな短毛に覆われているが、その手触りは非常に繊細で、指に吸い付いてくる感じのなんとも言えない感触である。
実際やや粘着質なもので、汚れがつきやすい面もある。
熊童子錦とも呼ばれる斑入りの品種も知られる。
黄斑型
白斑型
熊童子は丈夫で育生しやすい。凍りついてしまうようなことがなければ、通年屋外でもかまわない。
斑入り品種は原種に比べるとややデリケートな面もある。
葉先に棘状の突起が並ぶことで熊の手をイメージしている。この爪先に見える部分は紅葉期に赤く色づき、可愛さを増す。
ただし、生育期の春から初冬にしっかり陽に当てていないと色が強く出ない。
独特な形の花もつける
多肉植物の仲間は葉っぱひとつからでも殖やすことのできる種が多いが、熊童子はあまり向かない。
伸びた枝先を切り、挿し木にすることで殖やせる。
やや小型の品種、“子猫の爪”も知られる
ひとつひとつの葉がやや細長く小振りなことから熊でなく猫の呼び名になっている。爪状の突起も少ない。
生長に伴い、茎はしっかりとした硬い枝状に伸びていく。
可愛らしい手がいっぱいの株に育て上げたい。