緑光系ヒレ長 上見と横見

改良メダカの多くの品種は、上から覗き込むようにして鑑賞するのが主流になっている。実際、その見方で最大限に魅力が発揮されるような特徴を持った品種が多い。ただ、熱帯魚飼育出身だかというわけではないが、水槽で魚を飼うのが身に付いているところもあり、メダカを水槽でも飼育する。すると、中には水槽に入れて横から見ると、さらに楽しめる種類もいるのがわかる。

こちらは緑光半月。浜松の猫飯作出の品種で、半月とはヒカリ体形を松井ヒレ長化したタイプを指す。

ヒカリ体形のメダカは、背ビレや尾ビレの形が普通体形と異なる。上見でも背ビレの違いがわかるだろうが、ヒカリ体形は横から見ると、その特徴がよりよくわかる。

横から見ると、背ビレの違いは一目瞭然で、さらにヒレ長のたなびくような各ヒレの特徴もよくわかる。

こちらは松井緑光。普通体形の緑光のヒレ長である。

まだ若めの個体ではあるが、優雅なヒレの様子はすでにわかる姿である。上見でも十分に楽しめる品種だが、これも水槽での楽しみもお勧めである。

観賞魚用の照明下で見ると、そのヒレの輝きはより一層、目に入る。長いヒレをたなびかせながら泳ぐ様子も見ていて飽きない。


複数匹が入っていれば、雌雄の絡みやオス同士の威嚇など、様々な行動が見られるが、ヒレ長の大きなヒレはより見応えある動きを見せてくれる。ただ、ヒレ長系の宿命とも言えるが、その長いヒレは切れやすい。容器を移動する際などに掬い出しただけで切れてしまうことも多い。しっかりと気をつけて管理することで、より優雅にたなびくヒレを保つようにしたい。

また、緑光など全身体内光系の品種では、体側に独特な光沢を見せるものもいる。先に紹介した緑光系の“鯖”や黒百式など、人気の高まってきている品種も、上見だけでなく横見も非常に魅力的なのが特徴である。朱赤色の品種や三色系はどうしても室内の水槽では色味が薄れてしまうということもあるが、どのメダカも横から見ることで、また新しい姿を見せてくれるかもしれない。たまには視点を変えてみてみるのもよいものである。

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