メダカ 卵の付着糸

メダカは、抱接行動の後、産卵し、メスのお腹に卵の塊を持っているのを観察できる。
このまま泳ぎ周りながら、水草の中などに入っていき、卵を付けていく。産み出されたメダカの卵には、付着糸と呼ばれる粘着性のある糸状物質があり、それによって障害物に絡みつきやすくなっている。なにも入れていない容器でも、やがて卵はお腹から外れて水底に落ちていくが、産卵床などを入れておけば、メダカの習性として卵を付けていくので、回収しやすいのである。

卵をつけた体内光のメス

お腹から出た太めの糸に房状に卵が付いている。しかし、妙に長いとも思ったが、取りだして見てみると、どうやら先の方の糸は産卵床の一部が絡まっているようであった。

水槽に戻したところ、すぐに水草の中に入り、塊のまま卵を付けていた。本来、バラバラと付いていくのだが、この時は少々無茶であったか。

このままフ化を待つのもよいが、見ると白っぽい卵もある。これは未受精卵で、このままだとそこから水生菌など水カビが周りに伝染してしまうことが考えられる。そのため、卵を取りだした。

根元に近い側に房状に卵が連なっている。左の方に伸びた糸は産卵床のものであった。
これをばらしてみた。

白っぽく濁っている卵は、未受精卵や発生の止まった卵で、後は腐れていくだけである。透明感のある卵は油球も見え、発生が進んでいく。左端のもやっとしたのが付着糸の残りで、下に横たわっているのが産卵床の糸である。

こうした白い卵や付着糸は取り除くようにする。メダカの卵は意外と丈夫である。指で摘んだくらいでは潰れたりはしないので、目に自信のある人は指で取り除いてもよいだろう。ガーゼの上に出して、指の腹で転がすようにすると簡単に取り除くことができる。こうした作業で潰れてしまうような卵は、ダメな卵と判断してよい。

死卵などを取り除く作業をした後の卵

問題なければ、20度ほどであれば二週間弱くらいでフ化する。アグテンやヒコサンなどの魚病薬を入れた容器でフ化を楽しみに待ちたい。

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