『金魚伝承第36号』

これまで18年、らんちゅうを中心とした金魚詳報誌として、『金魚伝承』を出版してきた。

それ以前、当社が出版していた『Aqua WAVE』という雑誌で、「金魚銘魚探究」という連載をやっていたので、金魚の撮影をして20数年になる。

『金魚伝承』以外にも多くの金魚関連の出版物を作ってきた。

この『金魚伝承』、以前はらんちゅう以外の金魚も取材してきていた。

表紙にもらんちゅう以外の品種を掲載していた。

自分にとって、らんちゅうの品評大会取材で、大きなモチベーションとなっていたのは、阪神地区を中心とする西部日本で最大の愛好会、『錦蘭会(きんらんかい)』の品評大会の100回大会であった。

https://piscesbook.com/archives/9471

その思いはこのブログ記事で紹介させて頂いた。この『錦蘭会100回品評大会』が終わり、自分のらんちゅう取材のモチベーションがほぼゼロになってしまっていたのである。

昨年、名古屋、鶴舞公園で行われた、日本らんちう協会第63回全国品評大会の撮影時、自分の中では、「そろそろ、自分もらんちゅう撮影は最後だなぁ…」と感じながらの撮影であった。もちろん、撮影は一生懸命やらせて頂いた。

そして、

昨年12月に発刊した『金魚伝承第35号』、この一冊には、日本らんちう協会第51回全国品評大会から日本らんちう協会第63回全国品評大会までの役魚を一堂に掲載した、完全保存版の一冊として作り上げた。

この『金魚伝承第35号』を作り上げた時、「これが『金魚伝承』の最終刊かなぁ」と漠然と思っていた。

2019年になり、メダカの撮影は楽しんでいたのだが、金魚への集中力が取り戻せなかった。今年はらんちゅう愛好会の研究会にも一度も行けず、8月第一日曜日の岡山錦鱗会の研究会も、突然の腎臓結石の症状で、東山君に代わってもらった。

広島らんちゅう会の品評大会から2019年のらんちゅう撮影を開始!倉敷栄蘭会、岡山錦鱗会、瀬戸内愛蘭会などの品評大会撮影を終え、10月第一日曜日の第101回錦蘭会品評大会、兼、第7回日本らんちう協会西部本部大会の撮影に出向いたのだが、この前日が尿管結石が暴れて絶不調(大汗)

激痛と戦いながら、何がなんだかわからない中で全役魚の撮影を完了した。

東京芝公園で行われた日本らんちう協会第64全国品評大会で、全入賞魚を撮影!「今年も終わったなぁ」と思っていたのだが、全入賞魚が洗面器に上がった後、出陳者、見学者、審査員の方々を交えての観覧時間がとても雰囲気が良かったのである。

「何か日らんの雰囲気が変わった…」と思えた時であった。

これまで64回の歴史を刻んできた日本らんちう協会の全国大会、今年、はっきりと世代交代が見えた年だったかもしれない。

当日の夜には、中国のらんちゅう愛好家である曽徳剛氏などと会食、中国でもらんちゅう飼育熱が高まっていることをお聞きした。
その曽氏一行は、実は『金魚伝承』のバックナンバーを30冊×2セットを手持ちの荷物で中国に持ち帰られたのである(汗)

その翌日には、アメリカ、オレゴン州から来られていたJeff Thompson氏と昼食を食べ、アメリカでの日本金魚の評価を色々お聞かせ頂いた。

Jeff氏もとても喜んで、当社の金魚関連の書籍を持ち帰られた。

そういった金魚に対する熱意を持った方々に会うことが出来、日らんの雰囲気が変わったことをもっと支えていきたいと自然に感じられたこと、この気持ちを大切にすることにした。

そして、遅ればせながら…いや、遅れ過ぎだが、『金魚伝承第36号』の表紙を完成させた。掲載するのは、今年のものではなく、2018年に行われた品評会の入賞魚で、来春に出す『金魚伝承第37号』が2019年に行われた品評大会の入賞魚の掲載となる。

そして、完全リニューアルする『金魚伝承第38号』はらんちゅう以外の金魚の取材も積極的に行った「新しい『金魚伝承』」にする予定である。

2020年から心機一転、日本金魚だけでなく、中国金魚も含め、また魅力的な金魚の撮影に力を注ぐつもりである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です