観栄らんちう会 第29回品評大会兼静岡県品評大会

やや天気の心配のあった日曜日。この日は三島行きの観栄らんちう会の品評大会であった。
観栄らんちう会といえば、去年の大会は近寄ってくる台風に追われた日で、帰りの新幹線でエライ目にあったものであった。今年は久々に参加の生麦海水魚センター藤川さん達の車に同乗させていただいたので、とりあえず足の心配はなかったが、やはり雨の中の大会は嫌である。天気予報をにらみつつ、家を出る際には小雨も降っていたのだが、現地に着いてみれば雨は平気そう…どころか、途中からは真夏を思わせるような強烈な陽射しに晒されたのであった。

先週に顔を合わせた方も多く、「また来週もで三週連続ですね」という感じのメンバーである。「今日は魚は?」のいじりもおなじみである。
とりとめのない話をしているうちに受付が開始される。

魚の入った袋やカゴを持ち、それぞれの部門のところへ出品者が集まってくる。周りの方々はどんな魚が出てくるか、興味津々で池を覗き込んでいる。

特に注目度が高いのはやはり当歳魚。池の周りをぐるっと人が取り囲む。出品数も多く、あっという間に100匹ほどが集まっていた。

受付も一段落したところで開会である。

総務の神尾さんから大会進行の説明があり、川合会長、永瀬静岡県支部長の挨拶が続き大会が始まった。今年の観栄らんちう会の大会は、静岡県品評大会が兼会となっており、地元会員を中心に東部などからも人が集まり、大いに盛り上がっていた。
箱根の山々にも通じる高台にある三島青果の駐車場が会場になっており、眺めもよい広々とした場所である。

本来は富士山をバックにする集合写真なのであるが、崖下から竹が年々伸びており、富士山が見えなくなっているのが残念である。
まずは審査員を集めて、川合会長から審査手順などの打ち合わせが行われる。

審査は数も多く時間のかかる当歳魚、そして二歳魚の二部門から始められる。二歳が終わると、続いて親魚になるが、当歳魚が終わるのは最後になるほどである。

審査場では、一次審査で出た点数ごとに周囲の洗面器に魚が運ばれ、二次審査で六面審査が行われて番付が確定される。

親魚審査


親魚 東大関 吉村友良氏


親魚 西大関 加藤義行氏

二歳魚審査


二歳魚 東大関 藤川賢二氏


二歳魚 西大関 藤川賢二氏

当歳魚審査


当歳魚 東大関 川口久男氏


当歳魚 西大関 神尾昭司氏

当歳魚は地元観栄のベテランががっちり獲得されたが、二歳魚では東西大関を藤川氏が独り占め、親や当歳でも横浜や房総のメンバーが優等に絡むなど、熱い戦いが行われた。

心配された雨もまったくの問題なし。

魚が並ぶ頃には、夏の空になっていた。あまりの陽射しで、洗面器からの照り返しは強く、目がくらむような感覚もあったが、上からの強烈な陽射しも関係したのだろう。もう10月になろうかというのに、真夏の体験をした日であった。

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