週末中部取材 初日

この週末は中部方面への取材。
お盆休み連休の初日である土曜日、下り方面は渋滞することが予想され、出発したのは早朝4時半。早く着く分には、どこかで時間を潰せばよいとの目論見であったのだが、この時間の割りにすでに車の量は多い。なおかつ、東名高速の目的地手前で事故発生!しかも通行止めの表示が出た。その渋滞に捕まる前にと、手前で降り、下道を通ることにして、結局到着したのは約束していた時間という状況であった。
こちらは静岡県富士市の「Fuji aqua green」

今年の6月にオープンしたばかりという新店舗であるが、お伺いする前に店主の川口さんは「日本一汚いですよ」と注意を促されていたが、しっかりと整頓された売り場が出迎えてくれた。裏にある養殖場は機能重視であるため、多少器具が散らかってはいたが、その程度はどこも一緒である。「気にされることないですよ」と笑い話になっていた。

販売用のメダカを中心に撮らせていただいたが、どのメダカもしっかりと作り込まれていることがわかる粒ぞろいの姿であった。中でもヒレ長がお好きということで、様々なヒレ長品種を殖やされていた。

こちらは煌松井ヒレ長

色味も強く、しっかりと体外光を乗せた表現で作られていた。他にも三色やダルマのヒレ長が見られた。
そして、体内光もお好きだという。初期の蛍光色を見せる体内光の姿に驚かれたそうで、同じ好みをお持ちでついつい嬉しくなってしまう。

これはその体内光の体外光を持つタイプ

体の中の光りを見せる体内光は、背の体外光が乗ると、せっかくの特徴が見えなくなってしまうのだが、川口さんの“体内体外光”は絶妙なバランスで両者の特徴を見せていた。
そして、もちろん体内光もヒレ長にされておられた。

これは“白流星体内光ヒレ長”。背ビレを持たない“流星”の白体色で体内光を見せるものをヒレ長に仕上げられていた。夏向けの涼しげな優美さを感じる姿であった。

他にも夜桜や紅白ラメなど、幅広い層から人気を得ている品種も作られていた。

どのメダカも整った体形に作られており、若々しく活発な動きを見せていた。川口さんのこだわりがメダカたちに現れていたように感じられた。先輩や友人がお手伝いもされてくれるそうだが、基本的にはおひとりなので、まだペース作りが大変そうだが、撮影に興味を持たれたり、お話をしていても熱心なことがよくわかる楽しい方であった。基本、土日月の営業だが最新情報はブログでチェックできる。

フジアクアグリーン
https://ameblo.jp/fujiaquagreen/

次に向かったのは愛知県豊川市の宮本浩克さんの養殖場である。

宮本さんは『メダカ百華6号』でも取材させていただき、先月の清水金魚でのメダカ特選市でお会いした際に、再訪をお願いしていたものであった。
自分は訪れるのは初めてである。「前の取材の時より設備は増えてますよ」とお聞きしていたのであるが、ハウスに入ってみて、その光景に驚かされた。
180角の池が56面、60リットルのプラ舟がアングルにずらりと120以上並び、その下には
ジャンボダライ、さらに6.5トンの丸池が6つ並ぶ、壮観な光景であった。

生産者ならではの光景か。6.5トンの池には幹之とオロチが何千という具合に群れていた。

そして「やっぱりこれからでしょ?」と、まず出していただいたのは“三色ラメSKD”

先日の特選市でお目見えし、SKDの名前が話題になっていたメダカである。タネを明かせば「Shimizu清水 Kingyo金魚 Daisuke大輔」という清水金魚の常務にちなんだ名前である。あいかわらず濃い色合いにしっかりと作られていた。

こちらは夜桜の黄色体色のタイプ

岡崎葵メダカさんが選別育成されていたものを宮本さんも殖やされていた。すでに黄色というよりは金に近い色合いで、ラメの乗りもしっかりとされていた。他にも五式やオーロラ黄ラメ体外光、令和三色など、宮本さんの代名詞的なメダカがいくつも殖やされていた。
「やるなら好きなメダカを殖やしたい」とおっしゃる宮本さん。ただ、市場の動きとそれが必ずしも一致しないそうで、その辺りのさじ加減は悩ましいところだそうだ。
そしてラストに撮らせていただいたのが“凛音”である。

ヒレ長のメダカ“風雅”を作出された青森の對馬氏が作られた透明鱗紅白であるが、今までに見てきた個体よりも濃くメリハリのある仕上がりに惹かれた。
そして、それを譲っていただくことに(汗)

紅白は好きな品種のひとつであるが、今までにほとんど飼ったことはなく、それがいきなりこのクラスとなると…出してくださった宮本さんのためにもしっかりと殖やさなければ!
と思いつつ、殺したらまずい!とビビリながら初日の取材を終了した。

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