暑さからメダカたちを守る方法 1

梅雨明けと同時に始まった、酷暑、外に長時間いると人間がまいってしまうような32℃、34℃…という気温の連続(汗) この気温は気象庁が全国各地にあるある程度、風通しの良い公園などで測定しているものなので、街の中心地では当然1、2℃は高いと思った方が良いものであることが多い。

メダカたちにとって、一時的なら35℃を超える水温になっても耐えてくれるのだが、水は、「暖まりにくく、冷めにくい」というものなので、日中に35℃を超えてしまうと、気温が落ちてもすぐに気温通りに水温が下がるというものではなく、徐々に水温が下がっていくものである。例えば、私の住む横浜では、今日は最高気温が33℃、最低気温が26℃である。直射日光がメダカの飼育容器に入れば、水温は当然、気温以上に上昇する。緩い風呂のお湯ぐらいになることも考えられる。

その対策としては、遮光(しゃこう)することが最も大切である。手軽な遮光方法としては、葦簀(よしず)で直射日光がメダカの飼育容器に入らないようにすることである。葦簀は、今では100均でも売られているので、出来るだけ全ての容器を余裕をもって遮光できる量を持っていたい。

その葦簀の設置方法であるが、メダカの飼育容器にフタをするように直接置くのではなく、容器と葦簀の間を最低でも20cmは空けておくように設置したい。

この容器と葦簀の間を空けておくことは、メダカの飼育水の水面の風通しを良くするためである。

メダカなど、魚類、水生生物を飼育するためには、飼育水中に酸素が溶け込んでいなければならない。そのためには、「水面が揺れる」ということが重要である。エアーレーションをして、エアーポンプからの送気の泡が酸素だと思っている人も多いのだが、それは誤りで、エアーポンプの送気が水面を揺らすことで、空気中の酸素が水中に溶け込むのである。自然界の池沼や湖も、水面と空気が触れ合うことで水中に酸素が溶け込むのである。

そのため、メダカ飼育容器の水面には、少しでも風通しを良くする工夫が必要なのである。葦簀などを容器に直接被せては、直射日光は遮って水温上昇は防げるが、水面上を風が通ることを減らしてしまうので、葦簀と飼育水の水面は「最低でも20cmは空ける」ことを心がけてみて頂きたい。

1. 遮光をしっかりとする。
2. 飼育容器の水面の風通しを良くする。

この二点をまずは実践して、大切なメダカを酷暑から守って頂きたい。

次に重要なのが、飼育水の水換えである。

秋や春と異なり、飼育水の水の汚れは、高水温時には、水中のアンモニア、亜硝酸濃度が水質の悪くする速度が早まる。そのため、「まだ大丈夫!」という水換えを引っ張ることは、高水温時には禁物である。

「飼育容器の底が見えないような青水(グリーンウォーター)」にはしないことは特に大切である。青水になるということは、植物プランクトンの栄養となる窒素態が飼育水中にあるということで、それが水底が見えないほどの青水になっているようでは、思っている以上に飼育水は汚れているのである。

「水底が見えなくなってはならない」ということを忘れないで頂きたい。

水換えは、出来る限り全水量の交換が望ましい。水温合わせや水質合わせに少しは注意を払わなければならないが、わざわざ、古い水のグリーンウォーターを多少でも加えるというのは、ほぼ迷信である。聞こえはいいのだが、新水にわざわざ汚れている水を加える必要はない。魚に優しそうな表現ではあるが、根拠はない。

飼育容器の底はザッと洗って、四方の壁側の藻類はそのままにして、新水に水換えしたところに、水温を合わせて、メダカを放つようにする方法に慣れることが大切である。「グリーンウォーターでも生きている」という人もいるだろうが、鑑賞して楽しむメダカたちの姿がはっきり見えないようなグリーンウォーターは、この時期には水質の急変を招きやすいので、出来るだけ、水換えして、メダカがはっきりと見える飼育水で飼うべきである。水面付近ばかりを飼育するメダカが泳いでいるような状態は、中層以深では酸素が不足しているサインなので、待ったなしで水換えするべきである。

汲み置きの水で水温を合わせる方法もあるが、大きなバケツなどでエアーレーションをせずに一日汲み置いた水は溶存酸素量が多くはないので、汲み置くなら、バケツにエアーレーションはしておくようにしたい。

3. 新水での全水量の水換えに慣れる。
4. 出来る限り飼育容器にはエアーレーションをする。

まずはこの4点を実践してみて頂きたい。

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