中里良則氏の飼育場へ!
今日は新年早々、久々に、神奈川県川崎市在住のメダカの作り手、中里良則氏の飼育場にお邪魔させて頂いた。
まずは例によって、大型水槽に群泳するオリジアス・ニグリマスの写真を!インドネシア、スラウェシ島の固有種の日本産メダカと同じオリジアス属の一種である。
中里さんの十八番のひとつ、幹之スーパー光はいつも通りの大群泳!
こちらは、ブラックダイヤの松井ヒレ長化を計っているものの群泳!この数の中で10%ほどが松井ヒレ長として完成していた。この10%
の松井ヒレ長ブラックダイヤをセレクトして次期種親にすれば、完結である!
こちらはリリースからもうすぐ一年になるブラックダイヤだが、無選別でこの状態!数千匹が60cm水槽でひしめくように群泳していたのだが、ここから、しっかりと選別淘汰されて、リリースされていく。
オロチと青ラメ幹之の交配から始まったブラックダイヤ、昨年の春から初夏には一躍有名品種になったのだが、その後は最初に入手された方々が累代繁殖を進められたブラックダイヤがマーケットに流れたが、中里氏のブラックダイヤは、この数の中から半分以上が淘汰され、選りすぐられたものがリリースされていく。ずっと見続けているのだが、品質は確実に向上しているのである。
実は中里さんが交配してこられたクリアブラウンと幹之、クリアブラウンとオロチの交配によるメダカが昨年の9月から撮影用に送ってきて頂いていた。
そして、同時に中里さんの幹之スーパー光のオスから体外光を入れることを目的に、オーロラ黄ラメと交配されたものもF2になり、面白いメダカになってきているのだが、その個体撮影はこれから急ピッチで進める予定である。
そんな中、今日は中里さんが進めている『全身体外光プロジェクト』の種親となる2系統を撮影用に頂いてしまった。
『全身体外光プロジェクト』???と思われたかもしれないが、幹之メダカの体外光をどれだけ体全体に拡げていくか?を追究していく改良方向である。
それについては、今年、また定期的に撮影させて頂く予定である。
中里さんの飼育場を訪問させていただくと、メダカで色々な新たな発見があって楽しい時間を過ごせる。また自宅での撮影も頑張らないと!