多肉植物 子株吹くセンペルヴィヴム
原種から改良品種まで、数多くのバリエーションが知られるセンペルヴィヴム。
原産地は涼しく乾燥したヨーロッパの山岳地帯になる。そのため、耐寒性が非常に強く、雪に埋もれても平気であった。その分、日本の夏のような暑さや蒸れるような状況を苦手とする。
育生にはしっかりと陽に当てることが大切で、春や秋の気温の安定する時期に生育する。
親株の周りに次々と子株が出てくるようになる。鉢いっぱいになることも少なくない。
また、ランナーのようにつる状に伸ばすタイプもある。
ツンツンとした枝を伸ばすのが可愛らしい。この枝先ひとつずつに子株ができる。
枝先の塊が小さな株状になったら、切り離して新たな鉢に植えるとよい。親株の根元から子株ができるタイプは放っておいてもよいが、ランナーで殖えるタイプはある程度のところで切り離すとよい。
バリエーションが多く、コレクション性も高いのが魅力だが、よく似た品種や状態によって色みや葉の形も変わることもある。見た目だけでは区別がつきづらいこともある。
自分のみ楽しむならばよいが、殖えたものを友人にあげるなどすることもあるだろう。
ネームプレートはしっかりとしておきたい。