サンショウモ その後
朝イチの水はだいぶ冷たく感じるようになった。野外での水草観察もさすがにシーズンオフである。
栽培?している浮き草たちを見ると…
オオサンショウモ
茶色い葉が目には入るが、先端の葉は青々としており、まだまだ元気いっぱいのようである。
矮小化しているのか、大きくならずにひたすら増えているオオサンショウモ
サイズ感からサンショウモと勘違いしたものである。
こちらが本当のサンショウモ
こちらもまだ元気に育っている。一時期よりも葉がこんもりと肉厚にもなった。
葉の表面の感じなど、見慣れると区別は容易であった。
どちらも夏場と変わらない様子であるが、水面下では変化が起きていた。
サンショウモを水槽で見ると
葉の下に丸い塊がいくつもついている。これは胞子嚢になる。
冬になると葉は枯れてしまうが、胞子嚢は水底に沈み、暖かくなると中の胞子が排出され、また育っていくのである。
裏返して見るとズラズラと多数の胞子嚢が確認できた。
オオサンショウモの方も根の間に見えた。
まだできたてのようで数はそれほど多くはなかった。
胞子嚢はブドウのようなふさ状になって発達していた。
こんなところでも両種の違いが見られたものであった。