街を行き交う人々の服装もすっかり冬仕様になってきた。朝の冷え込みも強くなったが、そんな中でも多肉植物たちは生き生きとしている。
こちらはカランコエの不死鳥
カランコエの仲間は非常にバラエティに富んでおり、花を楽しむものから葉が細かな毛に覆われたぬいぐるみのようなものまで多岐に及ぶ。その中でもこの不死鳥は銀蝶(K. tubiflora)とシコロ弁慶(K. daigremontiana)の交配による園芸品種である。
細く尖った肉厚な葉の縁は鋸状になっており、鳥の羽を思わせる。その縁へ次々と子株が吹いてくるのが特徴である。
子株は葉に付いたまま根が伸びていき、やがて下へ落ちて根付いていく。
株の根元には根付いた子株がたくさん見られる。また、この子株は触れると簡単に落ちてしまう。風などで飛ばされ、思わぬところで見つけることもある。
近くの鉢の中でもしっかりと成長中。
気づけばしっかりと株になっていることも多い。
不死鳥とはよく言ったもので、非常に生命力が強い。土がないようなところに落ちても、隙間を利用して生長している姿も見かける。
これは室外機の足下で生長していた。
葉挿しや茎挿しでも殖えていく多肉植物の仲間。一株からでも山ほどの姿にすることもできるのである。