雷切
静岡県浜松市の『猫飯』池谷雄二氏が作出したラメと体外光の表現を合わせ持つ系統が“雷切”である。
“灯”と静楽庵血統の三色ラメを交配し、そのF3の世代に黒ラメ幹之を交配することで、まずは“金剛”という系統作りをされた。その後、さらにラメ表現を強めるためにオーロラ黄ラメ幹之を交配すし、ラメと体外光を両立するように選抜累代を進め“雷切”として作り上げられた。
体色の表現は、黄色から黄橙色の色合いを意識されており、黄色系の個体では黄金色に輝いているような姿に、橙色系ではよりラメが強調されるようなそれぞれのイメージを楽しめる。
池谷雄二氏が作り上げた“雷切”を、現在では息子さんの池谷 銀さんがさらに磨きをかけながら受け継いでいる。その姿はまだまだ進化するだろう。新たな姿が楽しみな系統である。