惹かれた品種 ”雷切“
静岡県『猫飯』が作出したラメと体外光の表現を合わせ持つ“雷切(らいきり)”
“灯”と静楽庵血統の三色ラメを交配し、そのF3の世代からさらに黒ラメ幹之を交配して“金剛”として系統作りをし、さらにラメ表現を強めるためにオーロラ黄ラメ幹之を交配、そうしてラメと体外光を両立するように累代を進められている系統である。
体色に変化を見せ、黄色から黄橙色の色合いを意識されており、黄色系の個体では黄金色に輝いているような姿が印象的であった。
橙色系では、黄色に比べて落ち着いた色合いではあるが、そこに乗るラメはまた違った印象を受ける。
初めて生の“雷切”を見たのは2018年であったが、その時から比べるとより黄色みが強く、派手になったと感じた。現在進行形で選抜累代は進められており、次に見る時にはさらなる姿を見せてもらえるかもしれない楽しみな品種である。